暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第121話:Quarrel
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
シグマ復活とその撃破から数週間後、ハンターベースに新たな変化があった。

「えー、と言うわけで今日からハンターとしてここで働くことになったルナでーす。よろしく頼むわ」

「もう少し真面目に挨拶してくれないかしら…?」

やる気の感じられないルナの挨拶にエイリアは苦笑を抑えきれなかった。

ルナがハンターベースに勤務することになったのは言うまでもなく客の激減による稼ぎの少なさのせいである。

このままでは生活もままならないのでコネを使ってハンターとなった。

ハンターランクに関しては言うまでもなく特A級だ。

ランクが低ければ自由行動が少なくなるのであまり束縛を好まないルナからすれば必死にもぎ取ったのだろう。

「こっちとしてもハンターの数が少ないから君のようなレプリロイドが入ってくれるのは助かるよ」

「おう、これからよろしく頼むぜ先輩」

エックスとルナが握手を交わすと周囲からの言葉が聞こえる。

「ふーむ、まだまだ幼いが伸び代はありそうだよな」

「ルイン副隊長は可愛い系の美人だったけどルナちゃんはあれだな。格好いい系の美人になりそうだよな」

「そうそう、ワイルドな感じの…でもよ、本人が成人型に改造しないんじゃ意味ないんじゃ…?」

「馬鹿野郎、目を光らせとくんだよ。ルナちゃんは今の設定年齢でも可愛いんだから。男勝りだけどな」

「………あのさ、エックス」

「ああ、すまない。彼らは女性型を見ると何時もああで…でもそろそろ」

【でえぇぇぇやあああああうぅぅぅっ!!!】

最早お決まりと化した女性ハンター達による制裁を受けた男性ハンター達。

アイリスは苦笑し、ゼロは汚物を見る目でそれを見つめていた。

「前から思っていたけど、本当にハンターベースは濃いなー」

【いや、あれが普通のハンターだと思わないでくれ】

エックス達から切実に言われるルナであった。

あのハンター達の減給を更にしようと決心した瞬間でもある。

「えっと、丁度良くあなたと同い年くらいで入隊時期が変わらないオペレーターがいるの。パレット、入ってきて」

「はい!新しくオペレーターとして配属されたパレットです!!」

「ほー、オペレーターか」

エックス「エイリアの後輩だから今は彼女に色々学んでいる最中だけれどオペレーター能力、そして銃器を使った戦闘能力も優秀だよ」

「後はゲイトから技術者としての腕も見込まれてハンター達の武器製作にも携わっているわ。ゲイト曰く才能の塊だそうよ」

「へえ、あの堅物が認めるとは珍しいな。まあ、俺より優れた武器製作者なんかいねえけどな」

「むっ!?」

胸を張りながら言うルナにムッとなるパレットは自身の愛銃のパレットバレットを突
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ