第九幕その六
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「だからね」
「こうしたのも食べて」
「そのうえで楽しめばいいね」
「じゃあ今度採る時はね」
「木の実も採りましょう」
「胡桃や栗も」
「そう、後はね」
さらにお話するドロシーでした。
「皆で食べましょう」
「さて、いただきますだね」
大尉がとてもうれしそうに言ってきました。
「これからは」
「そうよ、じゃあね」
「皆で食べようね」
「この辺りの皆も来てくれたし」
ドロシーはこのことにも笑顔になっています。
「それじゃあね」
「皆で食べよう」
「そうしましょう」
こうお話してでした。
皆で実際に楽しく食べます、実際に胡桃は大尉と樵が指で軽くパチンと割ってくれてそうして食べますが。
そのまま食べられてしかもでした。
「美味しい」
「まるで焼いた後みたいで」
「とても香ばしくて」
「幾らでも食べられるわ」
「素敵な味ね」
「そう、これがね」
まさにとです、ドロシーも言いました。
「世界樹の胡桃なのよ」
「そうですか」
「それで、ですね」
「この胡桃も他の木の実も食べる」
「そうすればいいんですね」
「私達も」
「どんどん食べてね」
マンチキンの人も言ってきました。
「これから」
「わかりました」
「そうさせてもらいます」
「美味しいですし」
「是非です」
「どんどん食べさせてもらいます」
「うん、実を割るのはね」
熊が軽く押すと割れます、栗鼠やヤマネはその前歯で奇麗にすぐに割って食べています。狐や狸も軽く噛んで割ります。
「こうしてね」
「動物の皆が割る」
「それも簡単に」
「何か凄いけれど」
「物凄く器用に割って食べてるわね」
「それも器用に」
「僕達はね」
マンチキンの人は胡桃割り器を出してそれで割って食べています。
「こうしてね」
「あっ、人はですか」
「それを使いますか」
「道具ですね」
「力や歯で難しかったら」
「道具ですね」
「そう、これを使ったらね」
胡桃をとても簡単に割りながらの言葉です。
「こうしてね」
「簡単にですね」
「簡単に割ることが出来て」
「胡桃を食べられる」
「そういうことですね」
「人には人のやり方があるんだね」
「そうだよ、じゃあ皆でね」
是非にと言うのでした。
「そうしてね」
「割ってですね」
「そして食べればいいですね」
「樵さんと大尉さんが割ってくれてますし」
「それならですね」
「私達も」
「食べようね」
こう言って皆で食べます、そしてでした。
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