第三百六十一話 魔界の宴その十七
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「それは普通じゃないんだな」
「意本当に事務所で暮らすと」
それでとだ、キンジも言った。
「疲れそうだな」
「そうよね、それでも平気な人達いるのね」
アリアもそこが不思議だった。
「世の中広いわね」
「城戸さん達なら納得出来るけれどな」
「何となくね」
「納得出来るんだな」
それならとだ、城戸もキンジ達に応えた。
「俺達だと」
「何か城戸さんってトラブルに遭うこと多そうですから」
キンジは城戸の見たままを述べた。
「ですから」
「それでか」
「はい、何かそうしたこともです」
「ありそうか」
「それで思いました」
「そういえば俺色々とトラブルに遭うな」
城戸は肉を食べつつ述べた。
「本当に」
「やっぱりそうですよね」
「ライダーの時そうだしな」
「あと他の人がトラブルに遭ったら」
城戸はというのだ。
「すぐに助けに行かれますし」
「そのこともあってか」
「トラブルに縁がある感じがしますね」
「困ってる人は放っておけないしな」
城戸の性格的にだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「城戸さんご自身もトラブルに遭って」
「他の人のことも引き受けてか」
「それでだと思います」
「成程な、そうなんだな」
「ただ。それで解決されるのが城戸さんなので」
キンジは城戸に微笑んでこうも話した。
「そこは凄いですね」
「他の人の困ってることが出来ればいいな」
「そのお考えも城戸さんですね」
城戸にこうも言ってだ、キンジも肉を食べた。魔界での宴は今まさにはじまったばかりであり戦士達はその中にいるのだった。
第三百六十一話 完
2019・1・24
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