第三百六十一話 魔界の宴その十三
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「だからね」
「お風呂に入ってですか」
「お酒を抜けばね」
二日酔いのそれをというのだ。
「いいわ」
「そうですか」
「そう、明日の朝二日酔いなら」
それならというのだ。
「朝からね」
「お風呂に入って」
「お酒を抜いてね」
「わかりました」
「朝酔っていれば」
美親も言う。
「やっぱりお風呂だよな」
「はい、サウナにも入って」
アテナが美親に微笑んで応えた。
「汗を流して」
「お酒を抜くことか」
「そうすればです」
「どんな重い二日酔いでもか」
「すっきりしますよ」
「成程な」
「ただし飲んですぐに入っては駄目だ」
オールマイトはそこは注意した。
「身体に悪いからな」
「時間を置いてですね」
「そうして入るべきだ」
二日酔いになったその時にというのだ。
「ある程度お酒が抜けてだ」
「それでも残っている時にですね」
「入るといい」
「冷たいお水は」
水澤葵はプールの話からした。
「それは」
「やはり体が起きてだ」
「いいんですね」
「朝の運動としてだ」
「二日酔いにはですか」
「泳ぐのもいいが」
「二日酔いだとですね」
こうオールマイトに尋ねた。
「運動自体が」
「よくないな」
「そうなんですね」
「では運動の前にも」
今度は夏目がオールマイトに尋ねた。
「二日酔いは解消すべきですか」
「それがいい」
「若しそうしないとですね」
「万全な調子でない」
「だからですね」
「そういえば」
ここであかねが言った。
「二日酔いの時は皆身体の動きが本当に悪いですね」
「それはそうですよ」
イースナがそのあかねに応えた。
「酔っているんですから」
「お酒が残っていてですね」
「それで身体の動きがいい筈がないです」
「そういうことですね」
「ですから」
それ故にというのだ。
「本気で身体を動かしたいのならです」
「まずはですね」
「二日酔いを解消して」
そしてというのだ。
「そのうえで、です」
「やるべきですね」
「はい、出来ればお酒を抜いて」
それからもというのだ。
「身体も休めて」
「そこまでして」
「そしてです」
「身体を動かすべきですか」
「そうです」
まさにというのだ。
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