第三百六十一話 魔界の宴その十一
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「今は日本からあまり出ないが」
「日本で何をしているのかしら」
アーサーもそこを真剣に指摘した。
「おそらくは」
「絶対に遊びまくってるっしょ」
サロメもこう見ていた。
「また子供数日に一人で作ってるっしょ」
「そんな化けものがいる世界もあるとは」
シューベルトも言うことだった、顔が茫然となっている。
「人間はある意味恐ろしいですね」
「というかそのおっさんこっちに連れてきたらあかんな」
きなこもこう言った。
「もう何起こるかわからんで」
「可愛い娘が多いならぜよ」
龍馬がレンの横から言う。
「本当に手あたり次第ぜよ」
「何かね」
ジュリオが言うことはというと。
「僕が知っている世界にそんな人いたね」
「あんたのお父さんね」
艶鬼がそのジュリオに応えた。
「私も縁がある世界だしね」
「あっ、そういえば貴女も」
「その世界のことはわかるわ」
「そうでしたね」
「はい、あの世界のことは」
あずさも笑って言ってきた。
「私も何となくわかります」
「私の貴女は近いからね」
「それも凄く」
見れば艶鬼とあずさは完全に意気投合している。
「ですからその世界のことも」
「わかるわね」
「あの世界のお医者さんで実業家の人は」
ジュリアはまた話した。
「とんでもない人で」
「僕もわかるよ」
宗朗はジュリオに近いものを持っていることから述べた。
「そのことは」
「そうですね」
「あの人は碌なものじゃないよ」
「本当にそうですよね」
「あらゆる意味でね」
「その親父さんどんな人なんだ?」
フランスが興味を持ってジュリオ達に尋ねた。
「一体」
「今のお話の人から良心とかを全部抜いた人です」
「じゃあ畜生以下かよ」
「倫理観もなくて」
それでというのだ。
「親子兄弟関係なく」
「そりゃひでえな」
「本当に碌でもない人です」
「何か聞くのが怖いな」
「多分聞かない方がいいかと」
「それじゃあ聞かないな」
フランスも聞くと後悔するものを察してジュリオに応えた。
「そうするな」
「それでは」
「安心しろ、その男もこちらの世界の渦中の人物も呼ばない」
教皇もこのことは断った。
「絶対にな」
「やっぱりそうですか」
「うむ、しかしだ」
「しかしですね」
「今回の宴はだ」
これはというと。
「我が聖域も出来る限りのことをさせてもらいたいが」
「あっ、私のお小遣いで充分だから」
リアスは教皇にすぐに述べた。
「だからね」
「その心配は無用か」
「ええ、そうよ」
「そうか、ではな」
「じゃあ今からお庭でバーベキューに色々な催しするから」
それでというのだ。
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