第三百六十一話 魔界の宴その八
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「想像を絶するわね」
「そして私達もだ」
さしものアイオロスも表情が強張り額から汗をかいている、そのうえで仲間達に対して語っているのだ。
「その人の子ではと疑われたのだ」
「そのおっさん化けものか!?」
啓太も顎が外れんばかりの衝撃を受けていた。
「羨ましいを通り越して有り得ないだろ」
「変態色魔でしょうか」
静乃も本気である。
「文字通りの」
「僅か数年で百人でまだお子さんが大勢いるとしたら」
かまども唖然となっている。
「その人一人で少子化対策が出来るだ」
「おい、そのおっさん一回紹介しろ」
みねねも蒼白になっている。
「何やってきて生きてきたか問い詰めてやる」
「風穴開けてやりたいけれど」
アリアも目が点になっていて言う。
「それで止まる人でもなさそうね」
「というかそのおっさん連れてきて戦わせたらどうだ?」
かなり本気でだ、ビリーは提案した。
「絶対に強いぞ」
「どの方面で強いんだよ」
そのビリーに幽衣が横眼を向けてギザギザの歯で問うた。
「というかそんなおっさん連れてきたらアタイ切るからな」
「そのおっさんをか」
「当たり前だろ、数年で百人の子供作る好色爺だぞ」
幽衣はその男をこう認識していた。
「アタイも油断したら何されるかな」
「見境なしの好色爺はないな」
リオネス達の学園長も言うことだった。
「ましてや可愛い娘ばかりだしな」
「うむ、底なしの食欲を持つ野獣を羊の群れの中に放つ様なものだ」
オールマイトはその男をこう認識した。
「やはりここには呼ばない方がいいな」
「というか黄金聖闘士の皆さんまさか」
かなり本気でだ、紗夜はシャカ達を見ていた。
「違いますよね」
「違います」
シャカは目を閉じているが額から汗が出ていた。
「そうだと思います」
「そうなんですね」
「はい、おそらく。多分ですが」
「多分ですか」
「流石にあの人でも」
「ははは、幾ら何でもそれはないな」
アルデバランの豪快な笑みも引きつっている。
「出身地も離れているしな」
「ああ、俺はイタリアだしな」
デスマスクもかなり必死な顔である。
「あのおっさんイタリアにも来てたけれどな」
「スペインにもいたが」
シュラも否定に懸命だ。
「その筈がない」
「そもそも我々は顔が違い過ぎます」
アフロディーテはこのことを指摘した。
「流石にないかと」
「ロシアに相手の人がいたが」
カミュはこのことは知っていた。
「流石に私の父親ではないと思う」
「世界各地に子供がいても」
ムウもいつもの温和さが見えず余裕がない。
「まさか秘境まで来てはいないでしょう」
「黄金の人達をここまで必死にさせるだけでも凄いな」
杏子も流石に言葉がない
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