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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX6
第120話:Zombie Σ
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出力でありながら徒手空拳の要領で戦えるのはかなりありがたい。
リコイルロッドのチャージ攻撃でシグマは勢い良く吹き飛ばされる。
「ごわああああ!!!」
ロッドのチャージ攻撃を受けたシグマは口から大量の疑似血液を吐き出した。
どうやら先の一撃で内部機構が損傷したのだろう。
エックスとゼロは仰向けに倒れたシグマに容赦などせずに攻撃を繰り返す。
「チャージブレード!!」
「空円斬!!」
Xブレードのチャージブレードで上空に打ち上げられたシグマにゼロが回転斬りを繰り出して更にシグマにダメージを与えた。
戦いはほぼ一方的であった。
前回の戦いでも優勢であったが、シグマが万全の状態であったこともあり、凄まじい抵抗があったが、今回は初撃以外はただ攻撃を受けて吹き飛ばされるだけ。
「はあっ!!」
「ゴアアあア…!!」
セイバーで横薙ぎし、シグマの胴体を真っ二つに両断し、エックスが全身にエネルギーを纏ってファルコンアーマーのギガアタックを繰り出す。
「スピアショットウェーブ!!」
「ぐひゃはははは…!!」
スピアショットウェーブの貫通弾をまともに喰らったシグマは既に正気を失っており、笑いながら爆散した。
「やったのか?」
「あまりにも一気呵成に倒したから実感が湧かないけど…」
エックスが呟いた時である。
耳障りなノイズ混じりの声が周囲に響き渡った。
声の出所はファイナルシグマWの残骸からだ。
「しまった、シグマめ…あの残骸と同化するつもりか?」
ボディを失い、シグマウィルスの状態となったシグマは消滅を逃れるためにあの残骸との同化を本能で行ったらしい。
「フハハハ!!まだだ!いげがるのぼごがまでだっ!ごれがるがホンバナだっ!!ジネ!デッグス!ジヌンダッ!デロ!!」
元々瀕死だった状態で度重なるダメージを受けたことで発声機能が死んでいるのか、轟く怒号は既に言葉の形を成していない。
今のシグマウィルスではファイナルシグマWの再生が全く追い付かないためか、巨体の内部機関は剥き出しに露出し、その全貌はルインにあっさりと一蹴されたとは言え、以前見たあの凄まじい力を発していた兵器と同一とは思えない。
まるで出来損ないの人体模型のような姿で、これまでの第2形態とは一線を画したおぞましい異形の姿である。
「く、狂った……こ、こいつ…何を言ってるかも分からない。…意識すらはっきりしてないはずなのに、それでも俺達への執着は…楽にしてやるぞ!シグマ…完全に眠ってくれ!!」
「相当イッてしまってるな…まともに喋れないじゃないか?…せっかくルインが身体を張ってデリートしてくれたシグマウィルスが復活したらシャレにならんからな…シグマウィ
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