暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX6
第120話:Zombie Σ
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
してみせる!!」

「ゲホッ…エッ、エックスか?ゼロか?邪魔だ…失せろっ!!」

「そうはいかんな、またとない機会だ。今度こそ貴様を処分してやる!!行くぞエックス!!」

「ああ!!」

万全の状態で挑むエックスはバスターを、ゼロはセイバーを構えた。

「…ほ、ほざくな…お前達などこの体で…充分だ……。ゴホッ」

対するシグマは圧倒的不利を自覚しつつ、復讐対象の3人のうちの2人を殺めるべく思考を巡らせる。

この状況でエックスとゼロに先手を許せば最後、回避もままならずバスターとセイバーの餌食となるだろう。

防御に徹しようにも向こうは万全、こちら最悪の状態でエネルギーの差で押しきられる。

ならば、こちらから仕掛けるより他はない。

戦略を組み立てるのと同時にシグマはエックス達が攻撃を繰り出すよりも早く左腕から衝撃波を放つ。

前回の戦いでは威力と規模は凄まじかったが、瀕死の身体で繰り出す一撃はかつてのものより一回り小さい。

しかし、ルインによって本体であり仮宿と呼べるボディのエネルギー源でもあるシグマウィルスを殆ど奪われた形となったシグマにはこれが精一杯なのだ。

「「遅い!!」」

しかし、エックスとゼロからすれば余裕で回避出来る攻撃だった。

「スピアチャージショット!!」

「ぐおおおおお!!!?」

反撃のスピアチャージショットがシグマに炸裂した。

このファルコンアーマーのレプリカアーマーはオリジナルのファルコンアーマーのチャージショットと違って貫通力は無いに等しいが、機動力に割いていたエネルギーをバスターに回すことに成功したため、威力自体はオリジナルを上回る。

貫通力の低下に関しても相手が単体であり、ここまで弱っていれば問題もない。

そして追撃のセミチャージショットが連続で放たれ、シグマに絶え間ない苦痛を与える。

セミチャージショットは以前のシグマなら耐えられたかもしれないが、今のシグマの瀕死の体にはセミチャージショットの威力でさえ想像絶する苦痛だ。

「うおおおおおっ!!」

そしてゼロもエックスのセミチャージショットで動きを阻害されているシグマにZセイバーによる高速の乱れ斬りを叩き込む。

ゼロのZバスターはルインとの戦いで完全に使用不能となり、ルナが造ったバスターショットもそう簡単に造れる物ではないらしいので、ゼロはセイバーのみで挑んでいた。

しかし本当にセイバーだけなのかと言えば厳密にはそうではない。

「リコイルロッド!!」

セイバーの柄にあるスイッチを押すとセイバーの柄が2つに分割され、小型の柄となるとトンファー状の光刃を発現させた。

チェーンロッドの反省点…小回りの利かなさを克服させた武装でセイバーと同等の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ