暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX6
第120話:Zombie Σ
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が帰ってくることを信じて復興作業を進めていた。

3週間前にゼロとアイリスの形だけとは言え結婚式が行われ、少しだけハンターベースに活気が戻っている。

[ねえ、エイリアお母さん]

「何?」

司令室で作業をしているエイリアの隣で作業を静かに見守っていたソニアがタイミングを見計らってエイリアに尋ねた。

アイリスはまだ完全ではないボディの調整に出ていてここにはいない。

そしてエイリアもまたアイリスに倣ってアーマーを新調しており、この腕はエックスのバスターであるXバスターを参考にしたエイリアバスターに変形するようになっていた。

容姿に関してもオフ以外の時は今まで上げていた髪を下ろして、全体的なシルエットも彼女のスタイルを崩さないようにスッキリとしたデザインに変わっている。

ゲイトがいることでこういう改造も効率的に出来るようになったが、エイリアが戦闘能力を得ることにエックスは心配そうだった。

[えっと…その…]

「どうしたの?何か聞きたいことがあるんでしょう?」
 
エイリアが優しく微笑んでソニアに尋ねる。

以前は優しいお姉さんのような存在だったが、ルインが行方不明となった今ではソニアにとってエイリアはもう1人の母親である。

[ルインお母さん、何時になったら長期任務から帰ってくるのかな?]

ソニアの問いにエイリアはキーを叩いていた指を少しの間だけ止めてしまった。

あの事件でルインの身に起きたことはソニアには一切伝えられていない。

母親がイレギュラー化した挙げ句に行方不明になってしまったなどと幼い子供に言えるわけがなかった。

「………そうね、何時になるのかしらね。私も会いたいけれど仕事だもの。ソニアも分かるわよね?」

[………うん、ルインお母さんは我が儘言ってみんなを困らせたら怒るもん]

「なら、ソニア。ルインが帰ってくるまで良い子にしてるのよ?出来るわよね?」

[うん!エイリアお母さんもいるから我慢出来るよ]

無邪気な笑顔にエイリアは少しだけ心癒され、小さな体を優しく抱き締めてやった。

「(ルイン、早く帰ってきて…ソニアはあなたの帰りを待ってるのよ。私もエックスも…)」

[ねえ、お腹空いたよ]

「あら?確かに丁度良い時間だわ。おやつの時間にしましょうか」

[はーい!!]

おやつの時間にはしゃぐソニアの微笑ましい姿にエイリアは部屋に連れて行こうとした時である。

モニターにある反応が映ったのは。

「え…何……こ、この反応は…!!」

モニターに映る反応が信じられず、エイリアは思わず目を見開いた。

この反応はシグマウィルスの反応である。

「まさか…そんな…嘘…でしょう?」

[お母さん?ねえ、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ