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ある晴れた日に
229部分:オレンジは花の香りその十二
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本も坂上も周りの五人に対してはともかく未晴には素直に賞賛の言葉を出せた。
「今回もそうだしな」
「何ていうか完全にクラスのあれだな」
「あれって?」
 未晴本人が彼等の今の言葉に対して問いを入れた。
「あれって何なの?」
「おかんか?」
 野本がふと言った。

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