第七千七百二十八話 ロシアは東ローマ
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第七千七百二十八話 ロシアは東ローマ
ロシアが皆に言いました。
「僕の上司だった皇帝さんもローマ帝国だったんだ」
「はい、私が西ローマ帝国で」
オーストリアがロシアに応えます。
「それで貴方はビザンツ帝国の後継者で」
「だからね」
「東ローマ帝国になりますね」
「私はカール大帝のオットー大帝からはじまる」
十世紀のことです。
「神聖ローマ帝国の帝位をです」
「オーストリア君の上司の人が手に入れてね」
「それからですから」
「西ローマ帝国なんだよね」
「はい、そうです」
「俺のところはあれだな」
フランスはナポレオンさんのことを言います。
「自分こそがローマ皇帝ってことだよな」
「息子さんはローマ王に任じられましたし」
「そうなるな」
こうオーストリアさんに応えます。
「やっぱり」
「はい、それは」
欧州の皇帝は何といってもローマ帝国にはじまります、東西が分裂してもそれでもローマ帝国なのです。
第七千七百二十八話 完
2019・4・27
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