暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十七話
[1/3]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
二月十四日
「ばれんたいんだぞ。チョコをもらえないあわれな男にぷれぜんとだ。
だがざんねんだったな。おれは男だ」
一夏は箒と登校し、先に来ていた弾に綺麗な包みを渡した。
ドヤ顔で、片手を腰にあてながら差し出す。
黒猫と白猫がプリントされたラッピングの箱だ。
「マジかよ……。おまえ…ついにバレンタインに男にチョコ渡しちまうのかよ…」
「いらんならかえせ」
「いります!」
「なかみはとくせー千味チョコだ」
「変なもの入れてないよな?」
「たしかアフターデス味、サドンデス味、ザ・ソース味があったような…」
「おい!?」
「でもくえないものは入れてないよ。ただ味見してねーからチョコとかがくはんのーで劇物化してるかもだけどな」
「………頑張って食うわ」
「そうしろ」
そんな弾を羨ましそうに睨む御手洗。
「みたらい、お前にはこれをやろう」
一夏が御手洗に小さな包みを投げた。
御手洗が受け取ったソレは飴の包みのような物だった。
そして一夏が精一杯媚びたように言った。
「みたらい君のために作ったの……たべてほしいな…?」
御手洗は心臓を撃ち抜かれ、包みを開けて中身を口に入れた。
そして次の瞬間。
「ごはぁっ!?」
御手洗が口を抑えて踞った。
潰れない最低限の薄さのチョコレートの中身は、カプサイシンの濃縮液だった。
「はっ、ざまぁみさらせ」
一夏がとてとて歩いて、踞った御手洗の頭に片足を乗せた。
「こちあるごとにせくはらしやがって。幸福からたたきおとされたきぶんはどうだ?」
「かひゅー…かひゅー……御褒美です…」
御手洗数馬。
この男、顔もよく勉強もできスポーツも万能という超優良物件なのだが……。
「メスショタのストンプ……さいこう……」
中一にして性癖を拗らせまくった変態である。
この男のアプローチを一夏がすげなくあしらうなど日常茶飯事だ。
「………………………キモ」
「うっ………ふぅ………」
「おいうそだよな!? 今のひといきはなんだ!? 」
一夏が後退り、弾の後ろに隠れた。
「大丈夫。冗談だ」
「あたりまえだバカじゃねぇのお前!?」
「……………取り敢えず口濯いでくる」
口を抑えながら御手洗が教室から出ていった。
箒が席に座り、一夏を膝にのせる。
「一夏、これ御手洗には本当にただの御褒美じゃない?」
机を挟んで立っている鈴が事実確認のように聞いた。
一夏がおもっくそ顔をしかめる。
「いうなよりん!」
「っていうかアンタも楽しそうじゃない」
「たのしくない!」
「はいはい…
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ