第一章
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道士達の決闘
杜花華と李美蓮の二人は今は花華の神託で中国黒竜江省の大慶に来ていた、その大慶に入ってすぐにだった。
花華は美蓮に対してすぐにこう言った。
「ギルドに行ってな」
「そしてやな」
「そや、早速な」
「神託探すか」
「もう面倒なのはな」
それこそと言うのだ。
「すぐに終わらせて」
「そうしてやな」
「すぐに世界を救う仕事に戻るべきや」
「今政府の方はあたし達が抜けて」
美蓮はドワーフ独特の彫と濃さのある顔で述べた、女のドワーフは髭はないがそれでも種族独特の顔立ちは健在だ。アジア系の顔でもこの二つは備わっている。
「結構人手不足やしね」
「そやからな」
だからだとだ、花華は言うのだ。
「すぐに終わらせて」
「それでや」
「政府の仕事に戻るか」
「今は枢軸も大きなダメージ受けてるけどな」
「それで動けんけど」
それでもというのだ。
「何時かまた動ける」
「それまでにこっちも動ける様になってないとあかんしな」
「そやからな」
「ここはやな」
「すぐに仕事に戻って」
自分達の本来のそれにとだ、花華は言うのだ。
「国を豊かで強くさせなあかんから」
「すぐにやな」
「神託探してやって」
「本来の仕事に戻るか」
「そうしよな」
こう美蓮に言うと美蓮も頷いた、そうしてそのうえで二人で共にだった。
大慶のギルドに入った、そうしてギルドで神託かと思われる依頼を探すとだった。花華はある依頼を見て美蓮に言った。
「この依頼がな」
「神託っぽいか」
「そう思うわ」
その依頼は道士同士の決闘の手伝いだった、依頼者は一方の道士で名を青衣秀だった。その彼の名前を見て花華は言った。
「この街でも有名な道士さんやん」
「そうなんやな」
「羅真人の再来とも言われてるわ」
「ああ、水滸伝のな」
「相当凄い道士でかなりの高齢やけどな」
それでもというのだ。
「かなりの仙術を使う」
「そんな人かいな」
「それでな」
さらに言う花華だった。
「ライバルはな」
「そっちも心当たりあるんかいな」
「赤奉唱さんや」
花華はこの名前も出した。
「もう長年競り合ってるな」
「ライバル同士やねんな」
「同じ年齢で同門で」
「仙術も同じ位でか」
「それでな」
「ライバル関係にあってやな」
「二人共八十過ぎても競り合ってる」
ライバルとして、というのだ。
「そんな二人やねん」
「そやねんな」
「それでその青さんからか」
花華は今度は依頼主の話をした。
「依頼が来てるか」
「それでその依頼をやな」
「受けるで」
花華は美蓮に答えた。
「それでええな」
「ああ、自分がそう思うならな」
それならとだ、美蓮は花華に
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