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魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第一部
第33話 新年魔法大会 【食事中なのに 続】
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ましょー」
「残念、まだ私のターンは続く??」


◇ ◆ ◇


「はいはーい、最終問題でーす?? 現在の得点は、一舎が三問正解で三十点、二舎、三舎、四舎は二問ずつ正解で二十点だぜ?? 超接戦でワクワクすっぞ?? って訳で、次の問題で正解した舎には三那由他点あげちゃうよっ??」
雅「三那由他て……」
海「二十じゃないんかーい」

「ってことで最終問題?? 競技からじゃなくて、要っちの性能から出題??」
「え、僕?」

「ショットダウンで、要っちが最後に使用したあの魔法により、要っちの魔法同時発動上限はいくつになったでしょうか?? そして、今後要っちはこの第一魔法刑務所から異動になるかならないか?? ならないとしたらどの部に所属し、どの役職になるのか、なるとしたらどこへ異動になるのか?? さぁ、ボタンを押せッッッッッ??」

ー ピンポーン

「最後はやっぱりキタァアアッ?? 一発で決めてくれ、一舎代表黒華琴葉????」

「上限は八四。他の刑務所とかに異動にはならないけど、一舎副主任看守から巡査部長になると思う」

「多分正解でぇぇぇええええっす???? 少なくとも看守長はそう思ってると思うよん!」
「え、ぇ……? はちじゅ、う……よん? 巡査、部長……?」

「説明しよーう?? 第一魔法刑務所には放送部の様に、いくつかの部があるのであーる?? その中に巡査部があるのさ! 現在巡査部長の席は空席で、巡査部は副部長が仕切っている状態だったから、そこに要っちが入るかもしんないのね! 因みに、巡査部長は全ての舎を廻って、異常がないかの確認とかをするオシゴトだぜっ?? 因みに、第一魔法刑務所では主任看守部長より地位が高いとされているぜっ?? ただぁし! 争いに派遣されたり、暴れる囚人を押え付けたりしないとだから、名誉ある役職だけど、やろうと思う人は限られてるぜ」

「え、僕琴葉ちゃんとばいばいするの?」
「いや、なにそんな子供みたいな目でこっちを……」
「琴葉ちゃんともう会えない?」
「いや、普通に会うでしょ」
「毎日は会えなくなるよね?」
「それが?」
「ひどっ??」
「なんで?」
「ひどいよ……琴葉ちゃんっ???? 僕はこんなに君の事を愛しているのに……??」
「そういうクソ茶番、いいから。巡査部長なんて、要のお父様も喜ぶんじゃない?」
「そうだけどさぁ?? “クソ茶番”はなくない?? 結構本気なんだけど??」
「あのね、要。例え天地がひっくり返っても、私が要に恋することなんてないから」
「あっそう?? じゃあ絶対に惚れさせてやるから」
「いいよ。やってみなよ」
「覚悟しておいてね」

「夫婦喧嘩ならよそでやってくださーい。ってことで、マイナス十点しまーす」

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