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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第119話:After
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感覚的に話をするのは少し珍しい。
「そうかもね、でもみんながあの子のために頑張っているのを見ているもの。なら私達も信じないと、そうでしょうエックス?」
「………ああ、そうだな…ルインだって帰るって言っていたんだ。俺達が信じないと……どれだけ時間がかかっても…」
エイリアの言葉に少しだけ救われたエックスは彼女を優しく抱き締め返し、そして同じくあの戦いを生き残ったゼロは…。
アイリスは戦場の跡を見つめ、ゼロは無言で瓦礫を撤去していた。
シグナスの傍らにはダグラスとルナ、ゲイトがいて、3人は2人を見守っている。
「………なあ、ルイン。お前が今どこにいるのか知らねえし、生きてるのか死んでるのかも分からねえけどな。みんながみんな…必死にお前を捜してるぞ。お前の僅かなパーツさえ見逃さないように。あのゼロもだ。アイリスもお前の帰りを信じ続けている…正直…エックス達から聞いたようなダメージを負って………」
ダグラスはそれ以上言葉を口にすることは出来なかった。
これより先を言葉にしたらルインはもう二度と帰ってこないような気がして…。
「……これだけ捜してパーツすら見当たらないところを見ると…覚悟を決めるべきかもな」
「……うむ、ゲイト。未だにルインの反応は無いのか?」
ルナの呟きを聞きながらも、シグナスが隣でルインのデータ反応が無いかを調べているゲイトに尋ねる。
「データ反応はなし…でも、彼女は…ルインは生きているさ…きっとね…」
「珍しいな。現実主義者のお前がデータがないのにそんな適当なことを言うなんて」
イレギュラーハンターに配属されてからのゲイトの今までの姿を知っている者からすればゲイトの発言は今までにないことであった。
「ふっ、そうかもね…でも、何となく信じられるのさ。ルインは生きているとね…今までの戦いで数多くの奇跡…滅茶苦茶を引き起こしてきた彼女の悪運を僕は信じるさ…だからシグナス。君もあまりルインのことを引き摺らないことだ。総監である君が揺らいでいたら部下もまた揺らいでしまう」
「そうだな、ルインの生存を信じるか信じないにしろ。総監である私がしっかりしなければ私の作戦で死地に向かった彼女に申し訳が立たないからな」
「そういうことだね。みんなが必死で彼女を捜しているのを見ると彼女の人望の厚さが分かるね……一部邪な考えの者もいるみたいだけど」
「くそ、ルイン副隊長が行方不明なんて…あんな美人がそうなるなんて…世界の損失だ…!!」
「全くだ…何としても副隊長を救出せねば!!」
「ただでさえ17部隊は華が少ないのに、貴重な華を失うなんて許されない!!」
「あんた達は本当にブレないわね…」
「ここまで来ると感心するわ」
もうツッコむ気力
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