暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第119話:After
[4/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
の時代にまでこんな物を残しとるんじゃあああああっ!!!』
『ん?ラッシュがワイリーを倒した記念に記録してくれたんじゃよ。ラッシュは本当に気が利く名犬ロボットじゃったわい』
「ふふふふ!!ゼロ君に悪の天才科学者からプライドゼロの駄目親父と見下げられたくなかったら言うことを聞きなさい!!」
『己…外道め…っ!!』
『お主は人のことを言えんぞワイリー』
弱みを女神に握られているワイリーは女神に拘束され、拘束されたワイリーは自由を失い、ライト博士に愚痴を溢す日々が始まるのであった。
そして更に激戦から数日経過して、ルインが造り出した異空間のあった場所は調査用レプリロイドと第17精鋭部隊のレプリロイド達が必死に捜索していた。
任務はルインの捜索と保護であり、組織のため、エックス達のために彼らは必死にルインを捜索していた。
瓦礫は半分撤去され、後残り半分に望みを託す者がいるのと同時にルインの生存は絶望的ではないかと思う者も少なからずいる。
異空間の崩壊に巻き込まれ、更に大破寸前の状態で生存出来るレプリロイドなどまずいない。
それに異空間崩壊から既に数日も経ってしまっており、仮に生き延びて非常時用エネルギーが稼動していても既に尽きてしまっている時間だった。
ルインは死んでしまったのではと思う者も少しずつ増えてきた。
「…………」
ハンターベースのエックスとルインの部屋でもある隊長室ではエックスがベッドに座りながら沈んでいた。
仕方がなかったとは言え、ルインを結果的に崩壊する異空間に置き去りにしてしまったことがエックスの心を沈ませていた。
「エックス」
隊長室への入室コードを入力して入ってきたのはエイリアであった。
「エイリア……」
エイリアの姿を見ると無理に笑顔を作るエックスだが、それを見たエイリアは胸が締め付けられるような痛みを覚えた。
ルインがいない状況はあの時に似ていてエイリアは少し戸惑いながらも報告する。
「エックス、今回の捜索結果だけど…ルインのパーツも見つからなかったようだわ…データ反応も全くない……」
「そうか…」
明らかに落ち込むエックスにエイリアは報告書をデスクに置くとエックスの隣に座った。
「………大丈夫よ、エックス。ルインはきっと生きてるわ…何となくだけど」
隣に座ったエイリアはエックスとの距離を縮めると優しく抱き締めて語りかけた。
エイリアの言葉にエックスは少し目を見開いた。
「珍しいね、君がデータに基づかない感覚的な話をするなんて」
いくらエックス達との交流で変わったとは言え、やはり元科学者レプリロイドであるためか、基本的にデータに基づいた理論的なことを話すことが多いエイリアがこのように
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ