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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第119話:After
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典型と言うべきか、閃きや把握能力には優れる反面、少し考えれば分かりそうなポカをやらかすのがワイリーの欠点である。
まあ、それがあるからロックマンはワイリーに勝てたと言う部分もあるわけだが。
『………貴様、然り気無く駄女神と共にわしを貶しとるじゃろう。』
『そんなことは…』
「き・み・た・ち・ねえ〜」
『『なっ!?』』
ライト博士とワイリーが振り返ると怒りのオーラを纏ってルインを背負った女神の姿があった。
『(こ、これが女神か…成る程、この威圧感…確かに人間でもそれによって造られた者でもないな………ライトから聞いた大ポカのせいで色々台無しで威厳なんぞあって無いようなもんじゃがな)』
「何か言った?」
『別に何も言っとらんが?それより何の用じゃ?駄……女神よ』
「今、駄女神って言おうとしたね!?」
『女神殿、それよりルインは?』
涙目でワイリーに抗議しようとしたが、ライト博士によって阻まれてしまい、頬を膨らませた女神はルインに触れた。
「う〜…ルインちゃんの魂はギリギリ崩壊する寸前だったね。もう少し爆発のダメージを受けてたら消滅してたかもしれない。元々無理させて復活させたしね。」
『そうですか、それで彼女は助かるのですね?』
「勿論、私は女神だからね。少し長い休息が必要になるけど…」
『…やはりすぐには戻れませんか……』
「ダメージが酷いからね」
ルインの生存を信じて待っているエックス達の姿を思い出すとライト博士も胸が痛む。
「まあ、ルインちゃんに関しては仕方ないとして……さあて、ワイリー博士?」
『な、何じゃ?』
女神に横目でギロリと睨み付けられたワイリーは少し後退した。
「よくも死人の君がこの世界を滅茶苦茶にしてくれたねえ。でも君の企みは終わりだよ。何てったってゼロ君を縛る物が無くなっちゃったんだもん」
『………』
痛いところを突かれたワイリー。
もうゼロに介入することは出来なくなってしまった。
出来たところでゼロは自分の命令には従わないだろう。
「挙げ句に君のせいでルインちゃんが暴走しちゃったじゃない!!超完璧な女神を自負する私に恥かかせて、許さないんだからああああっ!!!」
『…いや、あの小娘に関しては知らぬわ』
『女神殿、流石にそれはワイリーのせいではなく女神殿の責任ですぞ』
『あの小娘の内部機構については駄女神である貴様がやらかしたんじゃ!!それをわしに責任転嫁するでないわ!!この駄女神めが!!』
「ああああっ!!!また私を駄女神って言ったああああっ!!!うわああああんっ!!!!」
メンタルが弱い女神は人間であるワイリーに言い負かされて泣いてしまう。
『ワ
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