第八幕その十
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「もう一つあるわ」
「もう一つっていいますと」
「このすぐ近くにお風呂があるから」
「お風呂も入られるんですね」
「そうなの、温泉よ」
それがお風呂だというのです。
「世界樹の中には温泉もあるの」
「昨日泊まったホテルみたいにですね」
「樹液が温泉になってるんですね」
「木の温もりで」
「それで温泉があって」
「そこに入られるんですね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「これから入りましょう」
「それじゃあですね」
「今からですね」
「温泉に入って」
「身体を奇麗にしてあったまって」
「それから寝るんですね」
「そうしましょう、しかもこの近くの温泉にはサウナもあるから」
そちらのお風呂もというのです。
「それも楽しんでね」
「サウナいいですよね」
ナターシャはサウナと聞いて笑顔になりました。
「私大好きです」
「ロシアはサウナの国だから」
恵梨香はナターシャがどうしてサウナが好きなのかすぐにわかりました。
「だからなのね」
「いいね、じゃあサウナにも入ろう」
カルロスもサウナと聞いて乗り気でした。
「湯舟のお風呂にもね」
「お風呂も楽しめるなんて」
ジョージもしみじみとして言います。
「素敵な場所だね」
「そうだね、流石はオズの国だよ」
神宝もこう言います。
「楽しんで進んでいけるいいダンジョンだね」
「ダンジョン、そうだね」
大尉は神宝のその言葉に応えました。
「そう言われるとね」
「この世界樹もダンジョンですね」
「そうした場所だね」
「面白いですね、そう考えても」
「かなりね、後ね」
「後?」
「皆今日の晩御飯はどうするのかな」
世界樹の中は夜でも明るいです、見れば蛍達が飛んでいてしかも天井にはヒカリゴケがあるからです。それで夜でも明るいのです。
「一体」
「そうね、今晩はね」
ドロシーも言われて考えだしました。
「木の中だけれど」
「それでもなんだ」
「お肉はどうかしら」
「それだね」
「昨日はホテルで野菜や果物がメインだったでしょ」
エルフ料理のこともお話します。
「だからね」
「今夜はだね」
「お肉どうかしら」
「それじゃあ」
神宝はお肉と聞いてドロシーに言いました。
「鶏肉とかは」
「鶏肉ね」
「そのお料理は」
「そうね、じゃあね」
鶏肉と聞いてです、ドロシーはこのお料理の名前を出しました。
「ローストチキンどうかしら」
「ローストチキンですか」
「それかローストターキーかしら」
七面鳥もというのです。
「どうかしら」
「あっ、いいね」
トトはローストターキーと聞いて尻尾を横にぱたぱたとさせました。
「それじゃあね」
「メインはそれね」
「ロースト
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