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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica39-B堕ちた騎士〜Reiter Paladin〜
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! 僕の騎士甲冑(げいじゅつ)の防御力を舐めないでもらおう!」

高さ60m以上の空から地上へ向かっての墜落。いくら防御力が高くても無傷とはいかない高さ。さすがに殺してしまうのはダメだから、私は「舐める。だから助けるよ!」ワイバーンから飛び降りた。

「何をするつもりだ!?」

「こうするの!」

方天戟と金砕棒のカートリッジを全ロードして魔力付加。そして私の両足裏をワイバーンの翼で打ってもらって、「せやぁぁぁぁぁぁ!」高速で突進。一瞬でラッヘンマンの元へと追い付く。

「ツェアシュテールングス・・・!」

左手に持つ金砕棒を上段からの全力振り下ろし。ラッヘンマンはシールド+“シュレッケン”を盾にする防御姿勢を取ったけど、金砕棒の一撃でシールドを粉砕。さらに“シュレッケン”も弾き飛ばしてやった。振り下ろした勢いのまま前転して・・・

「ショック!!」

逆手に握っていた方天戟を、ラッヘンマンのお腹に向けて全力投擲。直撃を受けたアイツは落下軌道を変えて、近くのビルの屋上へと墜落した。土煙でその姿が見えなくなる中、私は金砕棒の柄尻を屋上へと向けて魔力ケーブルを伸ばす。ケーブルは土煙の中へと突っ込んで、方天戟の柄尻と繋がったのを報せるようにピンッと突っ張ったから縮めて、戻ってきたことで連結させる。

『リっちゃん、乗って!』

落下する私の足元にワイバーンが移動して、その背中に着地してから鞍に跨る。ラッヘンマンの動きがないから、ひょとしたら勝ったかも。ナデシコの方も、地面に墜落したブネの頭を前足で踏ん付けているし。

『そう言えばリっちゃん。ルシルって奴が消滅したの見たんだけど。あれってもう、時間稼ぎは要らないってことじゃないの?』

「え、本当!?」

モニターを確認しようとしたら、土煙が召喚魔法陣展開と同時に吹っ飛んで、ラッヘンマンがその健在な姿を見せ付けてきた。うん、あんまり堪えてないみたい。もう少し魔導の騎士として闘いたかったけど、ここからは魔術の騎士としてさっさと勝たないと。ワイバーンに屋上まで近付くように指示。

「ご先祖様。どうかそのお力を貸してください」

――昇華――

今度は自分の意思で魔術師化して、別の龍を召喚しようとしてるラッヘンマンの居る屋上へと降り立つ。

「楽しくなってきたじゃないか、クラリス! 僕は君を最高の作品だと賞賛するよ!」

「・・・あ、そうです・・・か!」

“シュトルムシュタール”をそっと床に置くと同時に一足飛びでラッヘンマンへと再接近して、神秘を有する微弱魔力を両手に付加。アイツは「どういうつもりだい! 無手で挑むなんて!」って言ってるけど、もうアンタに勝ち目はない。

「さようなら!」

フルスイングでのビンタをお見舞いしてやると、
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