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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica39-B堕ちた騎士〜Reiter Paladin〜
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可能なはずだよ!」
「え? いや・・・んん〜?」
心の内に意識を傾けて、「あ・・・」魔術師化に半歩分踏み込んでたことに気付いた。魔術師化の練習は、昨夜から2時間ほどしかやってない。アンジェやトリシュは上手く切り替えが出来てたけど、私はどうも下手で・・・。今みたく勝手に魔術師化してしまう。
「わっとと」
リンカーコアを抑えて、魔力から神秘を取り除いて魔術から魔法へと切り替える。ラッヘンマンは「なんだ、君の雰囲気が変わった・・・?」割と鋭いことを言った。
「別になんでもない。さぁ、第2ラウンド。始めよう・・・!」
ダンッ!とブネの背中を蹴ってラッヘンマンへ突っ込むと、アイツは「まあいい! 無謀なことだと教えてあげるよ!」連続刺突を繰り出してきた。確かに速いけど、イリスの雷牙閃衝刃連発やルシルの光槍連射に比べれば、この程度どうってことはない。
「でぇぇぇーーーい!」
月牙の接着部分の合間に“シュレッケン”を刺し込ませて方天戟を下に降ろしてやれば、ラッヘンマンの右腕も下へ降ろせる。その隙に金砕棒をアイツの頭目掛けて振り下ろしたけど、アイツは左足を引くことで半身になって回避した。そして金砕棒はブネの鱗を叩いたけど、「あぅ・・・!」手が痺れるほどの衝撃と一緒に弾かれた。
「今ので運は使い果たしたかぁ!?」
その言葉と一緒に私のお腹に突き刺さる蹴り。蹴っ飛ばされた私はブネの背中でゴロゴロ連続後転。ブネの背中が広いおかげで落ちることはなかったけど、立ち上がり途中の私へとラッヘンマンが突っ込んで来て、「ぐふっ!?」まともにタックルを食らった。
「敗死の覚悟は出来ているだろう!?」
今度は落ちた。だけど「ワイバーン!」を呼んで、ブネの尻尾の先端に噛み付いていたあの子が『リっちゃん!』急いで戻って来てくれた。あの子の背に降り立って、「カートリッジロード」をする。そしてもう一度ラッヘンマンの元へと上昇させる。
「あなたこそ、敗北の覚悟は出来てるでしょう? 汝は天衝く巨いなる者。その歩みで地を蹂躙し、振る尾は空を薙ぎ払う。行く手は苛烈なる戦火、過ぎ去るは打ち斃せし亡者の群れ。汝が主の命に応じ、いざ参れ!」
このままじゃ先に体力が尽きるって思った私は一か八かの賭けに出ることにした。私の胸の前に1mくらいの召喚魔法陣を展開して、そこからニュッと顔を出したのは「狐・・・?」首を傾げるラッヘンマンの言うように、金色の毛並みをした小さな狐だ。
「次はどんな下僕を召喚するかと思えば、そのような仔狐とはね!」
大笑いするラッヘンマンだけど、この姿が本来のものじゃないって気付けていない時点でダメだ。抱きしめてるこの子の背中を撫でていると、「む? なんじゃクラリス。お主、少し見ぬ間にわし好みの魔力になってお
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