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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica39-B堕ちた騎士〜Reiter Paladin〜
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おお! なんか異様に剣の幅が広いと思ったら、片刃剣2本を連結してたのか・・・!」
二刀流となったご先祖は、「電気変換!」の魔法・・・じゃないか、雷撃系魔術で敵を薙ぎ払い始めた。ご先祖は片刃二刀流で連撃したり、大剣で薙ぎ払ったり、雷撃を放ったり、いろんな戦術で敵を打ち倒していった。
「・・・あれ? ご先祖の魔術の構築式が、理解できる・・・?」
ご先祖の使う魔術がどうすれば発動できるかが頭の中でパズルみたいに組み上がってく。ご先祖の動きを注視しつつ、使われる魔術を1つも見逃さないように努める。そうして戦闘は終了して、騎士シャルロッテと一緒にご先祖が隊と合流。戦闘前は60人くらいいたのに、今は30ちょっと。約半分、帰って来られていなかった・・・。
「泣いてる・・・」
ご先祖が悔し泣きしていて、騎士シャルロッテが優しく背中を撫でて慰めた。そんな光景が蜃気楼みたいに揺れ始めたから、夢から覚めるんだと判った。
・―・―・終わり・―・―・
「魔術師化はまだ早い」
結界内の至る所に展開されてるモニターの内、ルシルが映ってるものを見る。ヴィヴィオの代わりに自分を拉致させて、大隊の本拠地に潜入するっていうルシルの作戦。無事に潜入したら、偽者のルシルが消滅する手筈。それまでは下手に大隊を刺激しないように言われてるからね。
「もうしばらく、私たちの時間稼ぎに付き合ってもらおう」
『向こうは僕たちが追い詰められてる風に思ってるだろうけど、その実は向こうが追い詰められてるんだよね。そう考えると、ザマァ見ろ、って感じ!』
「そうだね・・・!」
ワイバーンをもう一度ブネの上空へと向かわせる。時間稼ぎなら闘わずにどこかに隠れていれば良い気もするけど、その所為でラッヘンマンが他の結界にちょっかい出す可能性もあるし、何より私自身がぶっ倒したい。
「それじゃあワイバーン。もうしばらくブネと遊んでて」
『うん! リっちゃんも、頑張って!』
分離させたままの方天戟と金砕棒を振り上げて魔力付加。狙うのはこちらを仁王立ちで見上げてるラッヘンマン。ワイバーンから飛び降りて一直線にアイツの頭上へと落下。
「シュベーア・・・ボンバルディーレン!」
付加させていた魔力を大きく爆ぜさせながらの打撃をラッヘンマンへと打ち込もうとしたけど、アイツは回避を選んだ。私の攻撃はブネの首の付け根に直撃して、パキィーン!と鱗を何枚か砕いた。
「オオオオッ!」
「むっ・・・!」
「おわっと!?」
ブネが唸り声を上げながら大きく体をうねらせた。ブネにダメージを与えられたのって何気に初めてかも・・・。あー、でも砕いた鱗がまた新しく生えてきた。
「何をした、クラリス! 君の魔力量で、ブネの鱗を砕くことなど不
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