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魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第一部
第30話 新年魔法大会 【ショットダウン 其の六】
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◆ 結果発表 ◆
「ミオウちゃんが戻って来たぜえぇえええええ???? ずっと、異空間にて応援してたぜい?? この世界には居なかったけど、結果発表だけはするぜ?? 第三種目看守枠の結果は、一位は一舎、黒崎要!! 二位は四舎、白雪真冬!! 三位は二舎、橙条朱乃!! 四位は三舎、青海汐梨!! 五位は五舎と六舎の同率で、紫呉里理、緑蔭翠となったぜッ!! っつーことで、現在合計得点六位の五舎はここで脱落だぜ! ゴメンねぇええ!!」
◆ 試a(ミオウ「それだけぇぇぇえええええ???????? せっかく本編復活したんだから、もっと何か言わせt(略
◆ 試合後 ◆
「……重い」
「オウ、琴葉じゃねぇか。なんでそんな六人も連れてきてんだよ」
「しょうがないでしょ……翁、ベッド貸して」
「五つしかねぇよ。一人は違うとこに置いとけ」
「じゃあソファ借りる」
要以外の副看守をベッドに並べて、そっとしておく。で、要だけは。
「トクベツ、だからね」
ソファに腰を掛けて、膝の上に要の頭を乗せる。俗に言う“膝枕”と言うヤツだ。
「???オイ朱乃?? 大丈夫か、ってゲッ??」
「“ゲッ”って何? ってか、静かにしてくれる? 病室だよ」
「汐梨ちゃーん、大丈夫かー?」
「白雪、迎えに来たぞ。緑蔭さんと、紫呉も連れて帰る」
「早いわ! 今寝かせたばっかりだわ??」
「……ん、ぅ……こと、は?」
「あ、要……ごめん、起こしちゃった?」
「いや、だいじょーぶ……って、あれ。これって……膝枕?」
「え、あ、そうだけど……嫌だった?」
「ぜんぜーん。いやじゃないよー? むしろ嬉しいなぁ」
「そっか。ならよかった……ねぇ、要。なんであんなに無茶したの。私の魔法をコピーするなんて、誰も思いつかないと思ってた」
「だって、勝ったらご褒美貰えるし、それに……好きな子に、カッコ悪い姿、見せたくないし」
「…………………………………………????????????」
「あれ、どーしたの? 琴葉、顔真っ赤だよ?」
「サラッと告白みたいなこと言わないでよ! それに、橙条達とか翁だって居るの、分かってる??」
「別に? 分かってるよ。だけど、他の主任には渡したくないし。琴葉を貰えるんだったら、何回翁に殴られたってへっちゃらだし」
「〜〜〜〜〜〜〜????????????」
「琴葉、照れてる。……すっごく可愛い」
「そう言う発言は後にして! ととととにかく、今は休んで??」
「はぁい」
「「「「((((どこの恋愛小説だよリア充爆ぜろ仕事しろ))))」」」」
◆ ミオウのターン ◆
「看守枠の戦いで最後しか『Go! Go! コトハチャン』に手を出さなかったのは、コトハチャンに攻撃をしない
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