脱がされていく快感。
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の教科書(既刊)」を彼に見せた。
彼は、私の意図を理解したはずだが、教科書のプロセスを完全には再現しなかった。
いつものように、ブラウスは正面から脱がされた。
女の子の上半身の下着がブラジャーだけというのが今でも不思議だという。
ブラウスは、直接肌に触れているのだから、実質下着であるというのが彼の持論だ。
(そこまで言うなら、夏場は男性もTシャツ一枚という下着姿で外を歩いていることになる)。
ブラウスもブラジャーも下着だというなら、じっくり鑑賞すればいいのに、あっという間に脱がしてしまう。
そのかわり、上半身ヌードの鑑賞が長い。
そして、いつ見てもきれいだ、と言葉に出して褒めてくれる。
素直に嬉しい。
▼
乳房の責め方は、彼のその日の気分次第。
赤く痕跡がつくほど揉みしだかれたりするが、今はライトだった。
次の目標はスカート……。
彼は、半裸で立つ私を背後から支えるような位置に立った。
あ、ずるい!
偶然か必然か、正面に姿見ミラーがある。
上半身が、乳房が映っている。
いやだ。
抗議しようとした瞬間、彼の手はヒップをとらえていた。
スカートの上からさりげなくだが、半裸を見られながらという特殊な状態からか、強烈な快感があった。
やがて、彼のもう一方の手は軽い生地の膝下のフレアスカートの前をたくし上げた。
「あ……」
後ろはスカートの上からなのに、前はショーツの上からのタッチ──しかも、鏡に映されながら。
胸が放置されるのは仕方がないが、下半身もほとんど刺激されず、あられもない形を観察されるままだった。
(こんなの、やだ)
辱しめでしかない。
いっそショーツ一枚だけにしてほしい。
「もういいでしょ……」
▼
▼
仰向けでベッドに横たえられた私。
私のスカートを取り払った彼。
私が身につけているのはショーツだけ。
丁寧に、両手でショーツを下げる彼。
私はお尻を上げる──。
丸まってもかまわないのに、丸まらないように注意深く下ろしていくから、よけいに引き延ばされた羞恥の時間。
一枚の布が完全に抜き取られた。
さまざまに呼ばれる、「素」の状態。
日常では入浴するために、私の場合は人体表現のために、必然的に衣服を取り払った姿。
性交も同じ姿になることが基本だ。
マニュアル通りでなくても、全裸にされたらやはり嬉しい。
すぐに声が出た。
「ううん、う、あぁ、ああっ」
縦横無尽に征服される快感。絶え間ない快感の波。
今日の屈曲は控え目だった。それは、もしかすると、裸身の鑑賞をやりやすくするためかもしれない。
「あ、あ、あ、あん」
見られることの嬉しさが溢れる。
やがて行為
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