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詩織を全裸にしてください
脱がされていく快感。
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の教科書(既刊)」を彼に見せた。

彼は、私の意図を理解したはずだが、教科書のプロセスを完全には再現しなかった。

いつものように、ブラウスは正面から脱がされた。

女の子の上半身の下着がブラジャーだけというのが今でも不思議だという。

ブラウスは、直接肌に触れているのだから、実質下着であるというのが彼の持論だ。
(そこまで言うなら、夏場は男性もTシャツ一枚という下着姿で外を歩いていることになる)。

ブラウスもブラジャーも下着だというなら、じっくり鑑賞すればいいのに、あっという間に脱がしてしまう。

そのかわり、上半身ヌードの鑑賞が長い。
そして、いつ見てもきれいだ、と言葉に出して褒めてくれる。
素直に嬉しい。

乳房の責め方は、彼のその日の気分次第。
赤く痕跡がつくほど揉みしだかれたりするが、今はライトだった。

次の目標はスカート……。
彼は、半裸で立つ私を背後から支えるような位置に立った。

あ、ずるい!

偶然か必然か、正面に姿見ミラーがある。
上半身が、乳房が映っている。
いやだ。

抗議しようとした瞬間、彼の手はヒップをとらえていた。
スカートの上からさりげなくだが、半裸を見られながらという特殊な状態からか、強烈な快感があった。

やがて、彼のもう一方の手は軽い生地の膝下のフレアスカートの前をたくし上げた。

「あ……」

後ろはスカートの上からなのに、前はショーツの上からのタッチ──しかも、鏡に映されながら。

胸が放置されるのは仕方がないが、下半身もほとんど刺激されず、あられもない形を観察されるままだった。

(こんなの、やだ)

辱しめでしかない。
いっそショーツ一枚だけにしてほしい。

「もういいでしょ……」


仰向けでベッドに横たえられた私。
私のスカートを取り払った彼。

私が身につけているのはショーツだけ。

丁寧に、両手でショーツを下げる彼。

私はお尻を上げる──。

丸まってもかまわないのに、丸まらないように注意深く下ろしていくから、よけいに引き延ばされた羞恥の時間。

一枚の布が完全に抜き取られた。

さまざまに呼ばれる、「素」の状態。
日常では入浴するために、私の場合は人体表現のために、必然的に衣服を取り払った姿。
性交も同じ姿になることが基本だ。

マニュアル通りでなくても、全裸にされたらやはり嬉しい。
すぐに声が出た。

「ううん、う、あぁ、ああっ」

縦横無尽に征服される快感。絶え間ない快感の波。
今日の屈曲は控え目だった。それは、もしかすると、裸身の鑑賞をやりやすくするためかもしれない。

「あ、あ、あ、あん」
見られることの嬉しさが溢れる。

やがて行為
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