脱がされていく快感。
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そして、ブラの外しかた講座──
女子のスイッチが入る瞬間だわ。
代表的な一例だけでいいのかな。マニュアル本なのに。
スポーツブラなんか、どうすればいいかわかるのかな?
上半身が完全に露わになった時点で、カメラが前に回った。
──彼女の緊張と羞恥をやわらげるように愛撫する。
監督の指示はわかりやすい。
胸に両手がかぶさり、じんわりと刺激を与えられる。
いいわ、じっくり責めて──そう願ったのに、
一気に時間が飛び、半裸の私がベッドに載せられ、ブリーフ一枚になった(いつの間に!?)ヒロキがおおいかぶさるという、決定的なシーンの撮影となった。
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いわばヤラセだが、雰囲気は大事。
私は、緊張と羞恥から快感へと表情を変えなければならないが、
──簡単だった。
撫でられ、揉まれる乳房。吸われ、噛まれる乳首。
その刺激に身を任せればよかった。
下半身へは、なまじスカートというガードがあるために快感が中心から伝わった。
ああ、全身で感じたい。
マニュアル本だから、前戯は念入りだった。
実際はもっと性急に進むはず。半裸の時間が長すぎる……。
──脱がせにくいスカートやストッキングは、彼女に自分から脱いでもらう。
監督の指示、大正解。
自発的にスカートのファスナーを下げ、腰を浮かせた私。
抜き取られていくスカート。
一枚だけ残した、無防備な私が現れた。
▼
パンティは脱ぐか、脱がすか。
最大の羞恥シーンがやってきた。
仰向け、うつ伏せ、横向き。
自分で脱ぐなら、うつ伏せは現実的ではなく、横向きはあっけなさすぎる。
結局、脱がすほうは、
@両サイドに手をかけて下ろす仰向けと、Aお尻ペロンのうつ伏せが採用された。
脱ぐほうは、後ろ向きに立って、お尻を鑑賞させる、ありえないほどのサービスカットを撮影された。
ただただ、恥ずかしかった。
一枚の布、パンツの有無。
たかが一枚で、全裸とは天と地ほども違う。
それは性器が見えるリスクのある状態になってしまうからだけではない。
最後の砦を喪うところを見られることで、絶対の服従者となったことを実感してしまうのだ。
パンツを喪う決定的瞬間を事務的に繰り返し体験させられる異様さ──羞恥心はなかなか麻痺しなかった。
最後の「自分で脱ぎ去る場合」のほうが、やっと「自分でできる」と安堵したぐらい。
それほど、「他人がパンツを脱がすところを見られる」というシチュは恥ずかしかったのだ。
▼
とにかく全裸になったから、そこでフィニッシュ。
恥ずかしかった。
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▼
数日後、リアル彼氏が部屋に来た。
モデル料とは別にもらった「セックス
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