暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第118話:Final Battle
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
顔じゃ!!やはり兄弟じゃな……我が宿敵のあいつに良く似ておるわ…』

『エックス…ロック…!!』

エックスの目を見た時、エックスの姿とロックの姿がダブって見えた。

「ぐうう……!!」

エックスは全身に襲い掛かる激痛に耐えながらルインに向かっていく。

ギガアタックは相手の攻撃をエネルギーに変えて繰り出す必殺技だ。

アルティメットアーマーのギガアタックもただ相手の攻撃を喰らう必要がないだけでその性質は変わらない。

ルインは幻夢零を簡単に防いでしまったので幻夢零よりも速いノヴァストライクを繰り出そうとするが、普通に放っては耐えられてしまうのでオメガの戦いの時に使った手をルインに使おうとしている。

しかし、一撃必殺の幻夢零を受けていることで身体の崩壊とレイジングエクスチャージによる再生が交互に繰り返される。

あまりの苦痛に普通なら精神が壊れるだろうにエックスはただただルインを見つめていた。

「(このくらいの痛みが…何だと言うんだ…彼女が……彼女が俺達を守るために受けた痛みは…)今、俺の受けている痛みなんかよりも…もっと痛かったんだっ!!」

『……おおっ!!』

『あやつ…耐えおった!!』

幻夢零に耐えきり、レイジングエクスチャージでアルティメットアーマーのボディパーツの性能を極限まで引き出す。

そして幻夢零のエネルギーを数百倍にして解放する。

「ハイパーノヴァストライクッ!!!」

幻夢零のエネルギーを数百倍にして解放した一撃は通常のノヴァストライクとは隔絶した破壊力と規模を見せ、プラズマチャージショットのプラズマによって動きが封じられているルインに直撃したのであった。

ハイパーノヴァストライクをまともに受けたルインは全身を床に強く叩き付けられ、全身から火花を散らしていた。

「はあ…はあ…はあ…これで…良いのか…?ルイン……」

アルティメットアーマーは何とか原形を残していたが、その機能を完全に停止してしまった。

アルティメットアーマーを解除してノーマル状態に戻るとルインに歩み寄る。

「ふん、相変わらず…無茶をしやがる」

ゼロも完全に使い物にならなくなったバスターの回路を捨て、ブラックゼロを解除しながら歩み寄る。

途中でエックスとゼロは気付いていたのだルインの作戦に。

地球とコロニーのシグマウィルスを自身に吸収させ、シグマを完全に無力化し、シグマ以上のイレギュラーとなった自分をエックスとゼロに倒してもらうことを。

「あ…はは…やっぱり…バレちゃったか…」

苦しげな息遣いをしながら正気に戻ったルインが苦笑しながら何とか言葉を紡ぐ。

最初からルインはエックスとゼロに倒してもらうつもりだったのだ。

この事件での最初
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ