暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第118話:Final Battle
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ースクラッシュ!!」

光輪をバスターから発射しようとするが、それよりも早くルインがゼロのバスターにアースクラッシュを叩き込むとバスターに亀裂が走った。

「ぐあっ!?…くそ、せっかく復活したバスターがまた使い物にならなくなりやがった…」

しかし幸運と言うべきか、ルインのアースクラッシュも咄嗟に放ったために威力が不充分だったのでバスターの回路が使い物にならなくなった程度で済んだ。

「プラズマチャージショット!!」

再び部分的なレイジングエクスチャージでバスター性能を強化するとプラズマチャージショットを連射する。

ルインは流石にそれを受けるようなことはせずに回避に徹する。

「幻夢零・改!!」

威力は大幅に下がったが使い勝手を大幅に向上させた衝撃波を連続で放つ。

高速と低速の2パターンあるようだ。

「くっ、これは…中々…」

高速の衝撃波に気を取られていたら低速の衝撃波が当たりそうになるため、流石のルインも気が抜けない。

「フロストタワー!!」

「なっ!?ぐあっ!!」

突如降り注ぐ巨大な氷柱にルインは対処出来ずに直撃を受ける。

「この戦いで手に入れた特殊武器はあまり効かないけどそれ以前の特殊武器なら通用するか…)」

チャージフロストタワーが通用したことで以前の戦いで得た特殊武器は通用することが判明した。

「はあああああっ!!」

ルインが裂光覇で氷柱を吹き飛ばし、連続でアークブレードを繰り出してきたことで、迫る無数の衝撃波にエックスとゼロは回避に専念せざるを得なくなる。

『まさかこれ程までとはのう…予想外じゃった』

『ぬうう…わしの最高傑作とライトの最高傑作が組んでおると言うのに食らいつくのがやっととは…あの小娘を造った奴は一種の化け物か何かの類ではなかろうな…』

『…………』

ワイリーの呟きに何も言えないライト博士であった。

『まあ、ゼロとエックスもラーニングシステムを持つ小娘にこのまま戦い続けても不利になる一方であることは分かりきっとるじゃろう。最後の一撃をどう決めるかがこの戦いの鍵となるじゃろう』

『うむ…』

ワイリーの言葉に頷きながらライト博士はエックス達の戦いを見守る。

「ダブルサイクロン!!」

両手から放たれる竜巻だが、ルインはそれをセイバーで斬り裂いて無力化した。

「はあ…はあ…ふ、ふふふ…予想以上だったよ貴様らは。正直ここまで楽しめるとは思わなかった。だが…そろそろ終わりにしようか」

息を切らしながらも笑みを浮かべるルインにエックスとゼロは表情を歪めた。

こちらは既に限界が近付いていると言うのにあちらにはまだ余裕がある。

「………ゼロ、バスターはやはり使えないか?」


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