第四章
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そういったことを見てだ、アユはすぐに察してグレイカスに話した。
「巨人軍やな」
「そやな」
グレイカスも察して応えた。
「もう一方は」
「どうやらペンダントを狙ってのことやな」
「そこに自分達の情報が入ってるってわかってな」
「奪い返しに来たな」
「それで何も知らん山賊達と争ってる」
「そういうことやな」
「それやとな」
どうかとだ、グレイカスは言った。
「もう答えは一つやな」
「やったるわ」
アユは武器の短剣を構えてグレイカスに応えた。
「そうするわ」
「それしかないな」
「ほなやるで」
早速という言葉だった。
「両方共片っ端から倒してや」
「そしてやな」
「山賊の頭も倒して」
「ペンダントも取り返すか」
「両方共こっちに目が向いてへん」
「それやったらな」
グレイカスも頷いてだった、自分の武器の剣を構えて。
二人で山賊とテロリスト達が争っている場に入り第三勢力の形で両方の者達を倒していった、隠れ家の中で目くらましの術等を使うと勝負は楽だった。
それでだ、その中でだった。
二人は両方の者達を倒した、そしてだった。
その後でだ、最後に山賊の頭目の胸にだった。アユが短剣を突き刺してそうして倒してだった。無事にペンダントを奪い取り。
それからだ、山賊達に捕らえられていた人達も救い出しそうして地元の警察にも連絡してだった。そのえで。
二人はペンダントを持ってそのうえでジャカルタに戻って公安の者にそれを手渡した、そのうえで言った。
「これでええな」
「このペンダントやろ」
「はい」
公安の者は二人に確かな顔で答えた。
「間違いありません、これでです」
「巨人軍のことがわかる」
「細かいところまでな」
「それも全体が」
彼等のそれがというのだ。
「これで、です」
「巨人軍を壊滅させられるな」
「テロリストを許しては」
その思想がどうあれというのだ。
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