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ある晴れた日に
206部分:思いも寄らぬこの喜びその六
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った話が終わった時にはもうだった。
「竹林の奴二人連れて行ったな」
「これでよしね」
 咲はその空いた凛の席を見てまた微笑んだ。
「後は未晴が上手くやってくれるわ」
「本当に竹林さんのこと信頼してるんだね」
「未晴は咲達の第二のお母さんよ」
 こうまで言い切る。
「ずっとね」
「ずっとってよ」
 今の言葉には正道はかなり咎める顔になっていた。
「それはまた依存し過ぎだろ、竹林によ」
「けれど大好きなのよ」
 失言に気付いて慌てて取り繕う咲さった。
「本当に。咲達はね」
「それははっきりわかるよ」
 桐生はそんな咲をさりげなくフォローした。

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