暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第116話:RUIN STAGE V
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失ってしまった。
アルティメットアーマーに換装し直そうとするが、ノヴァストライクでは先程の二の舞になってしまう可能性がある。
「(考えろ!!オメガを倒す方法を!!)」
使い物にならなくなったガイアアーマーを捨てて考える。
クロスチャージショットでは威力が足りない。
オメガを倒すにはギガアタックを確実に当てなくてはならないのだ。
エックスは必死に頭を働かせる。
「エックス…あれをやるぞ」
「っ!!あれ…?」
「以前、シグマの基地を吹っ飛ばしたことがあっただろう。ギガクラッシュ…今で言うギガアタックでな…同じ機構を備えているなら出来るはずだ」
「しかしあれは…」
あれはボディパーツの性能だけでなくライト博士から後付けで与えられたプログラムで出来たことであり、今の自分では出来ない。
オメガの攻撃を必死にかわしながらエックスは何とかギガアタックの威力をアップさせる方法を考える。
「………………そうだ。1つだけあった。ファルコンアーマー!!」
エックスが選択したのはアルティメットアーマーではなくファルコンアーマーであった。
『(………何をするつもりだ?)』
「ゼロ!!滅閃光のエネルギーを俺に!!」
「任せろエックス!!滅閃光の全エネルギーを受け取れ!!」
滅閃光の全エネルギーを拳に纏わせたゼロは、それをエックスに直接叩き付ける。
あまりにも強力な一撃にファルコンアーマーに無数の亀裂が入るが、エックスは構いはしなかった。
「ぐっ…レイジングエクスチャージ!!」
更にレイジングエクスチャージを発動し、エックスはギガアタックの発動体勢に入った。
通常のスピアショットウェーブでは威力が足りないが、ゼロの滅閃光のエネルギーを受け、レイジングエクスチャージでファルコンアーマーのプログラムの性能を限界を無視して向上させると、あの時にライト博士から送られたプログラムと同等の効果を発揮させた。
それに危機感を抱いたのかオメガがエックスにバスターを向けた。
「エクシードバスターネオ」
バスターから再びフルチャージショットが放たれるが、それよりもエックスの行動の方が早い。
「ハイパースピアショットウェーブ!!!」
ファルコンアーマーは砕け散ったが、滅閃光のダメージを数百倍に増幅して放出した一撃は凄まじく、オメガの周囲に巨大な貫通弾を発生させてフルチャージショットを粉砕し、オメガを貫いた。
「グ…オオオオオオオオッ!!!!」
全身に風穴が空きながらもエックスにセイバーを向けるオメガだが、それよりも速くゼロが動いた。
「ずああああっ!!!」
2本のセイバーを抜いてオメガの頭部を斬り裂き、ロッド用のセイバーをオメ
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