猫娘と最終章:さらに向こうへ
NO.110 救い上げる思い
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て不器用ながらも出久を勇気づけていく。
それに困惑の表情を浮かべながらも次第に笑みを浮かべていく出久を見て、
「そうだよ。その顔でいいんだよ。てめぇは考え込むとドツボにはまるが、それでも頑張って雄英に首席で合格するほど頑張ったんだ! だから今度こそはてめぇの力で守り切る!っていう根性を見せて見ろや!!」
「…………、あはは。かっちゃんらしいね……でも、ありがとう。まだ、立ち直れるほど気持ちが整っていないけど、前向きに考えてみる……」
「おう!」
それで笑いあう二人を黙って見ていた引子は「この間に入っていくほど無粋なものはないね」と思い、同時に出久のお腹から可愛らしい音が鳴るのを聞いたために、
「ほら! 出久、お腹空いているでしょ? よかったら爆豪くんも食べていきなさい。奮発するから」
もう心配はいらない、という確信をもって引子は台所に歩いていくのであった。
出久と爆豪もそれで二人して笑いながらも、
「かっちゃん、改めてありがとね……」
「おう」
こうして一応は出久は立ち直ることに成功したのであった。
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