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オズのファイター大尉
第八幕その六

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 その中で色々な人にお会いして今はといいますと。
 ホビットやフェアリーの人達と会いました、この人達は幹のお部屋の中でダンスパーティ―を開いていました。
 その彼等と一緒にダンスに興じましたが。神宝はホビットに言われました。
「頂上に行くんだよね」
「そうだよ」
「頂上まで長いからね」
 だからというのです。
「気長に楽しんでね」
「そうしてだね」
「進んでね」
 これがホビットのアドバイスでした。
「是非ね」
「気長になんだ」
「本当に高くて広いからね」
 この世界樹はというのです。
「だからだよ」
「気長に。つまり途中で諦めて」
 そうしてというのです。
「帰ることはね」
「止めるべきだね」
「僕達はずっとここに住んでるけれど」
 それでもというのです。
「何度か頂上に行ってるけれどね」
「大変なんだね」
「そうだよ、それに楽しい場所だから」
「楽しんでなんだ」
「先に進むといいよ。色々な人達と出会ってね」
「色々なものを見て食べてだね」
「先に進むといいよ」
 そうしていくといいというのです。
「この世界樹ではね」
「そうなんだね」
「そう、今だって楽しんでるよね」
「ダンパーティーをね」
「ならこうしてね」
「楽しんでいけばいいんだね」
「そうだよ、どんどん行こうね」
 是非にと言ってです、そうしてでした。
 一行は今はダンスパーティーを楽しみました、その中で可愛い女の子のフェアリーが大尉のダンスを見て言いました。
「大尉さんのダンス素敵ね」
「そうかな」
「ええ、私を上手にエスコートしてくれて」
 そうしてくれてというのです。
「大尉さんご自身もね」
「ダンスが上手だっていうんだね」
「軍人さんはダンスも得意なのかしら」
「パーティーに出ることもあるからね」
「だからなの」
「それでダンスを踊ることもあるから」
 それでというのです。
「ダンスもね」
「ちゃんとなのね」
「踊れるのだろうね」
「そうなのね」
「オズの国は皆何かあればパーティーを開くね」
「ええ、この世界樹の中でもね」
「僕もよくパーティーに参加するから」
 その数多くのパーティーにです。
「ダンスもよく踊ってね」
「お上手ってことね」
「ブリキの身体だけれど」
 それでもというのです。
「この通り踊れるよ」
「そういうことね」
「うん、我が主と一緒だよ」
「そう、僕もね」
 ここで言ったのは樵でした。
「踊れるしね」
「はい、皇帝のダンスはです」
「いいんだね」
「エスコートは私以上です」
「そこはどうしてかな」
「他の人への気遣いが違います」
 それがというのです。
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