第八幕その一
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第八幕 世界樹の中
一行はホテルを出てすぐに世界樹の方に向かいました、そうして世界樹の方に行ってあらためて世界樹を上の方まで見上げますと。
神宝が思わず唸って言いました。
「何度見ても高いね」
「うん、何千メートルあるか」
カルロスが続きます。
「わからない位だよ」
「高いだけじゃなくて幅も凄いから」
ジョージは幹の太さと枝の数、葉の多さを見ています。
「とてつもなく大きな木だね」
「全体的にクリスマスツリーみたいな感じね」
ナターシャは世界樹を見てこう思いました。
「この木は」
「北欧神話のユグドラシルにも似てると思うけれど」
恵梨香はこちらの神話を思い出しました。
「やっぱりクリスマスツリーね」
「そうだね、じゃあそのクリスマスツリーに」
神宝がまた言いました。
「今から入って登るんだね」
「そうだよ、皆で入ってね」
大尉も答えます。
「そうしてね」
「頂上まで行って」
「うん、これは冒険でもあるから」
ただ世界樹の葉を手に入れるだけでなくです。
「だからね」
「世界樹の中も巡ってね」
「見ていくんですね」
「そうするんだ」
こう神宝にお話するのでした。
「それでいいね」
「わかりました」
神宝は大尉に頷いて答えました、それは他の四人も同じでそれでドロシーも皆にこう言うのでした。
「今から入るけれど注意してね」
「僕達は入るのははじめてだから」
「だからですよね」
「世界樹の中は全く知らないですから」
「しかも広い場所なので」
「迷わない様にですね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「私達についてきてね」
「道案内をするからね」
ジャックも皆に言います。
「僕達から離れないでね」
「若しはぐれたらすぐにスマホで連絡をしてね」
かかしはこう五人に言いました。
「そうしてその場所から動かないでね」
「その時は僕達が迎えに行くから」
樵は五人に優しい声でお話します。
「安心してね」
「オズの国のスマホは何処でもつながるから」
トトもスマホのことがわかっています。
「世界樹の中でも大丈夫だよ」
「そういうことで行きましょう」
ドロシーは自分が先頭に立って言いました、もう世界樹への入り口はすぐ目の前にあります。今すぐに入ることが出来ます。
「これから」
「それでは」
五人も応えてでした、一行は遂に世界樹の中に入りました。世界樹の中は木らしく穴がお部屋になっていたり通路になっていたりしてです。
迷路みたいです、それで神宝は思わず言いました。
「本当に油断したら」
「迷いそうだよね」
「少しのことで」
「そう、だからね」
それでとです、大尉は神宝にお話しまし
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