外伝〜灰色の騎士と盤上の指し手の覚悟〜 後篇
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に伝えたとの事ですから、教官にとっては2番―――いえ、3番煎じなのでは?」
リィンはミュゼから必死に視線を逸らしながらミュゼの行動を思いとどまらせようとしたが、下着姿になってリィンと腕を組んだミュゼは妖艶な笑みを浮かべて答えた。
「う”っ…………そんな事まで教えていたのか、アルフィンは…………――――じゃなくてっ!俺達は教官と生徒なんだから、教官と生徒がそんな関係になるなんて、不味すぎるだろう!?」
「クスクス…………”禁断の関係”はたったの2年近くで、卒業すれば問題ありませんわよ♪――――それでは私の教官への想い、存分に知って頂きますわね♪ん…………」
「ぁ――――」
その後リィンはミュゼと結ばれ、”全て”を終えた二人は産まれたままの姿になってベッドに寝転がっていた。
「ううっ、やってしまった…………幾らミュゼから押し倒されたとはいえ、生徒と関係を結んでしまうなんて教官失格だ…………」
「クスクス、確かに最初は”ご奉仕”も含めて私が主導でしたが途中からリィン教官が主導で積極的に何度も私を犯して、全て中に出した上途中の”お掃除”も教官自身が求めて、私にさせたではないですか♪」
「う”っ…………」
”全て”が終わった後落ち着いた事で生徒と肉体関係を結んでしまったという罪悪感を感じていたリィンだったが、小悪魔な笑みを浮かべるミュゼに図星を指摘されると唸り声を上げた。
「フフ、姫様達からリィン教官の性欲旺盛な部分は聞いてはいましたが、まさか普段はあれ程紳士的な殿方であるリィン教官が”愛の営み”をする時はまさに”野獣”のように変貌して、あんなにも何度も求められる事になるとは予想していませんでしたわ♪お陰様で、ユーディお姉様にも自慢できる素敵な”初体験”になりましたわ♪」
「頼むから、その事はユーディット皇妃陛下もそうだが、誰にも話さないでくれ…………!…………ハア…………―――俺も男で、それもいずれは貴族の当主になる者だ。貴族の令嬢であり、次期カイエン公爵でもある君の操を奪った責任もきちんと取らせてもらうよ。」
小悪魔な笑みを浮かべるミュゼの話に疲れた表情で嘆願したリィンは大きな溜息を吐いた後表情を引き締めてミュゼを見つめて宣言した。
「リィン教官でしたらそう仰ってくれると信じていましたわ♪ですが私はユーディお姉様とは”逆”の方法を取りますので、期待していてくださいませ♪」
「”ユーディット皇妃陛下とは逆の方法”ってどういう意味だ?」
「クスクス…………――――この私を数多くいるリィン教官の伴侶の一人に加えて頂いた事を心から”幸福”である事を知って頂くために、いつか必ず教官の心を射止めてみせますわね♪」
リィンの疑問に対してミュゼは妖艶な笑みを浮かべて両手を銃を撃つような仕草でリィ
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