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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第114話:RUIN STAGE
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オメガの感情が何となく理解出来た。
「(こいつ…この喜びよう…相当俺達と戦えて喜んでいるようだな…もしかしてこいつも俺なのか?俺の有り得たかもしれない姿…)」
「グオオオオッ!!エックス…ゼロ…!!」
「ふん、喋れないのかと思えば話せるくらいの知能は与えられているようだな!!」
放ってきたオメガのレーザーを強化されたセイバーで両断することで消滅させる。
「此方もありったけの特殊武器を喰らわせてやる!!」
トラップを突破するためにエネルギーを使い果たしてしまったダークホールドを除いた全ての特殊武器を叩き込むエックス。
放たれた特殊武器の中で最もオメガにダメージを与えたのは…。
「グオオオオオオオッ!!!」
クラーケンの特殊武器であるトライサンダーである。
恐らくオメガはウィルスの力で具現化したレプリロイドでウィルスによるイレギュラー化が深刻だったクラーケンの特殊武器はウィルスで具現化したオメガには抗体ウィルスに近いのだろう。
「効いた…!!」
「クラーケンはウィルスによるイレギュラー化が相当進んでいたからな。DNAデータにも影響が及んでいたのかもな」
「なら…トライサンダー!!」
今度はチャージトライサンダーを繰り出し、オメガに強烈な雷撃を叩き込んだ。
「グ…オオオオッ…!!」
チャージトライサンダーの威力にオメガは呻くような声を出すが、両腕を発射してリング状のビームを連射して来る。
「そこだ!!電刃!!」
ビームの嵐を掻い潜り、トライサンダーの電撃を纏わせた跳躍斬りをオメガに叩き込む。
「ゼ…ロ…!!」
ソードをエックスとゼロに向けて投擲するオメガ。
オメガの巨体に匹敵する大きさのソードを真っ向から受け止めるのは不可能なのでエックスとゼロもかわすのだが。
「グオオオオオオオオオッ!!!」
「うわあっ!!?」
「ぐはあっ!!」
オメガは巨体に似合わぬスピードでエックスとゼロとの距離を詰めると殴り飛ばした。
そして更に追撃でレーザーとビームを乱射して来る。
「くっ…ノヴァストライク!!」
「滅閃光!!」
エックスとゼロも負けじとギガアタックと必殺技を繰り出す。
「グオオオオッ!!?」
ノヴァストライクと滅閃光の同時攻撃には流石のオメガも大きく揺らいだ。
「トライサンダーーーーッ!!!!」
「電刃っ!!!!」
チャージトライサンダーと電刃がオメガに叩き込まれ、まともに受けたオメガがダメージに耐えきれずに崩れ落ちる。
「グ…オオッ…」
体から煙や火花が出ていようが起き上がろうとするオメガにエックスとゼロは構えたが…。
『オメガ、もう良い。次の戦いに
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