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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第114話:RUIN STAGE
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…!!」
『……急い…で…!!』
「……ダークホールド!!」
ゼロが目を見開く中、声の指示に従ってエックスはネクロバットの特殊武器・ダークホールドを発動させ、ビーム砲を停止させる。
「止まった…」
「急ごうゼロ!!ダークホールドの効果が切れる前に早く!!」
エックスの発動したダークホールドの効果が切れたら、次はゼロがダークホールドを発動させ、何とかビーム砲のトラップを突破することに成功した。
「はあ…はあ…」
「何とかトラップを突破出来たか……お前にも聞こえたかエックス?」
「ああ、それにあの微かな気配も………」
「……助けに来たつもりが逆に助けられることになるとはな…無理しやがって…」
あの声と気配は間違いなく自分達の知るルインのものだ。
今はもう彼女の気配は一切感じられないが。
「行こう、ゼロ。早く彼女を助けに行こう」
自分達の知るルインの気配を感じられたことで、エックスの表情に覇気が戻っている。
「ああ」
そしてゼロも力強く頷いて目の前の扉をこじ開けると、突如エックス達に向けて光弾が放たれた。
「こいつは…」
「黄金のレプリロイド…?」
ジェネラル並みの巨体を誇り、巨大なエナジーソードを構えるレプリロイド。
しかもこのレプリロイドからも…。
「こいつからも俺の気配とエネルギー反応が…まさかこいつも俺とか言うんじゃないだろうな…?」
『…オメガ、そいつらと遊んでやれ…テスト開始だ』
イレギュラーのルインの言葉に頷いた瞬間、オメガと呼ばれたレプリロイドはソードを振るってきた。
「速い!?」
今まで巨体を誇るレプリロイドを見てきたが、ここまで素早い動きをするレプリロイドなど見たことがない。
「グオオオオッ!!」
オメガはエックスとゼロに高出力レーザーを放つ。
かなりの速度ではあるが、かわせない程ではないため、エックスもゼロも余裕を持って回避した…はずだった。
「ぐあっ!!?」
「何!?」
オメガの放ったレーザーが壁に反射してエックスの背に直撃したのだ。
「ルナのリフレクトレーザーのような物か…?大丈夫かエックス!!」
「ああ、ゼロ…こいつは…」
「相当出来るな…」
もしこいつが第1の門番でしかないのならあまり想像したくないが、他の門番は更なる強敵が待ち構えていると思って良いだろう。
まだ入り口付近だと言うのにここで深手を負うわけにはいかない。
短期決戦を仕掛けるべきだとエックスとゼロはバスターとセイバーをオメガに向けた。
「グオオオオ…ッ!!」
オメガが唸り声を上げる。
いや、エックスには唸り声にしか聞こえないが、ゼロには
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