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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第114話:RUIN STAGE
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その心を持ち続けていれば大丈夫じゃ。わしも出来るだけのことはしてみるつもりじゃから…頼んだよ。エックス、一度ハンターベースに戻りなさい。ゲイトに託したアルティメットアーマーの解析と組み立てが終わった頃じゃろう』
「分かりました…」
複雑な表情でハンターベースに帰還するエックスとゼロであった。
そしてハンターベースに戻るとシグナス達が待っていたが、ルインがいないことから大体のことは察したのか、沈痛な表情を浮かべる。
「駄目…だったのね…」
「…………ああ、あいつはイレギュラーの意識に完全に体の支配権を奪われてしまっている…。あいつを取り戻すには……今のあいつを倒すしかない」
「ゲイト、ライト博士から託されたアルティメットアーマーを」
「……分かったよ」
解析と組み立てを終えたアルティメットアーマーのアーマープログラムをインストールするとレプリフォース大戦で凄まじい力を発揮した強化アーマーが装着された。
以前とはカラーリングが異なるが、この全身に満ち溢れる力は間違いなくアルティメットアーマーだ。
「エックス、ルインと戦うのね…」
「…ルインを取り戻すには……戦うしかない…俺達の知るルインを取り戻すにはこれしかないんだ」
自分に言い聞かせるように呟くエックスにエイリアは沈痛そうな表情を浮かべる。
「少し休んでいけ、彼女と戦うなら万全の状態で挑むべきだ」
「了解…」
シグナスの指示にエックスとゼロはメンテナンスを受け、少しの休息を取ってルインの元に向かうことになるのであった。
万全の状態となったエックスとゼロは仲間達に見送られてルインのいる異空間に向かおうとしていた。
「エックス、ルインをお願い」
「分かってる。彼女は必ず取り戻す」
「ゼロ、気をつけて」
「…………」
「……ゼロ?」
アイリスの言葉に無反応なゼロにアイリスは心配そうにゼロを見上げた。
「あ…?ああ、大丈夫だ…任せておけ」
ハッとなったゼロは何とかアイリスに言葉を返し、エックスはそんなゼロを複雑そうに見つめる。
ロボット破壊プログラム、そしてそれにより生まれたゼロの人格…それらがゼロに深い影を落としている。
「なあ、アイリス…」
「何?」
アイリスにしか聞こえないように小さな声で尋ねるゼロにアイリスは首を傾げた。
「もし…俺が…本当の俺じゃなかったら……どうする?」
「え?」
「例えばの話だ。例えば…俺が人格プログラムのエラーとかで出来た人格…だったり…」
それを聞かれたアイリスは苦笑しながら即答した。
「ルインのことで不安なのは分かるけど。私に…いえ、私達にとってはあなたがゼロなのよ」
「アイリス…
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