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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第114話:RUIN STAGE
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「Dr.ライト…」

『すまない…わしがレプリフォース大戦の時にあのアーマーを解放しなければこんなことには…』

罪悪感に苛まれたような表情を浮かべるライト博士。

いずれ自身の義娘となるはずだった彼女のイレギュラー化の原因の一端となってしまったことはライト博士の心にも深い傷を残したようだ。

「気にしないで下さい。誰もあんなことになるなど予想出来なかった」

「…………ライト…博士…」

『エックス…』

「俺は…彼女をハンターとして処分しなければならないのでしょうか…?彼女を…イレギュラー…として…?」

イレギュラーハンターはイレギュラーを処分する者。

そんなことはエックスもとうに理解しているが…それでも受け入れられないのだ。

『いや、エックス。まだ彼女を救える可能性がゼロと言う訳ではないぞ』

「え?」

『お前達と彼女の会話は聞かせてもらった。ルインの意識はもう1人のゼロと言う彼女の中で眠っている…つまり今の彼女を倒せばルインの意識は蘇るのではないだろうか?』

「そう上手く行くでしょうか…?」

『それは分からん、ルインのあの状態はわしが存命していた時も含めて全く前例がない。わしとしても藁にも縋る思いじゃよ…出来ることなら彼女を…わしも失いたくはない……辛いかもしれぬがルインと戦うのじゃエックス、ゼロ…彼女はお前達ならきっと何とかしてくれると信じて己を犠牲にしたのじゃろう。ならば彼女と戦うことが彼女の信頼に応える唯一の方法だと…わしは思う…』

「……………そんな勝手なことを…」

「ルイン…許さないからな…俺達に何の相談もなく勝手に決めて…」

悲しげに笑いながらゼロとエックスは立ち上がった。

『ゼロ、このカプセルに入りなさい。シグマウィルスが消滅した今なら君に悪影響を与えることなく潜在能力を解放することが出来る。』

「ええ、今のあいつと戦うならブラックゼロの力は必須になる」

一度はルインを救うために使った力を今度は倒すために使うことになるとは。

カプセルに入り、ゼロの潜在能力が引き出され、強化形態・ブラックゼロが解放された。

『ゼロ、君は今…自分の存在に悩んでいるじゃろうが、これだけは言わせて欲しい。君がいたからこそ救われた命もあるんじゃ。悲しいことじゃが、シグマは君のプログラムに感染する前から人類に対して負の感情を抱いていた。どちらにしても彼のイレギュラー化は彼女の言う通り防ぎようがなかった』

「…………」

『ゼロ、わしからのお願いじゃ。この世界で生きて欲しい。エックス達が君を必要としている。君が愛し、君を愛する者…アイリスのために生きて欲しい。後生じゃよ…ロボット破壊プログラムは君の人格がその機能を停止させておる。つまり君が
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