レーティングゲームT
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した必殺技である。
どうやらウィスの名の下行われた地獄の特訓は彼にこの破廉恥極まりない技の習得を後押してしまったらしい。
小猫は洋服崩壊の存在を嫌悪しているようだ。
「外に出ましょう、一誠先輩」
「わ、分かった、小猫ちゃん」
一誠は小猫の剣?な雰囲気に圧されながらも彼女の言葉に従う。
突如、一誠が突如、地面に減り込み、深く埋没する。
強大な重力がその身に降りかかり、一誠の身は地面に深く沈んでいった。
『一誠』
「す、ずみまぜん、ウィスさん……!」
地面とキスした状態で一誠が謝罪する。
途方も無い重力の圧力に顔が上がらない。
『今のは女性に対して余りにも酷すぎる技ですね』
『今後、使用する時には相手の武装を破壊することだけに止めてください』
「しょ、承知しました……!」
死の恐怖を感じた一誠が即答する。
「一誠先輩、反省してください」
「はい、小猫ちゃん、申し訳ありませんでした」
小猫の突き刺す様な視線に耐え切れず、一誠がまたしても謝罪する。
今のは明らかに自分が悪かった。
正直な話、洋服崩壊を使用しなくても相手には勝てたのだ。
ウィス自身、そのような戦法で自分が勝っても素直に喜べないだろう。
10日間も修行を施した弟子が相手の衣服を?ぎ取り勝利する。
自分がウィスの立場であったら……
うん、酷過ぎる
ウィスが怒るのも無理はない。
怒って当然だろう。
「やっちまったなぁ……」
「一誠先輩、行きますよ」
「はい、小猫ちゃん」
いや、本当にすみません
猛省する一誠と小猫の2人がその場から離脱し、木場の援護へと向かう。
体育館は既に朱乃の手によって爆破され、何も残ってなどいなかった。
雷の巫女・姫島朱乃 vs 爆弾女王・ユーベルーナ
体育館の上空では両陣営の女王である朱乃とユーベルーナが対峙する。
魔力同士がぶつかり合い、ユーベルーナが上空より眼下の地面へと墜落した。
地面にはクレーターが出来上がり、周囲に爆煙が巻き上がる。
朱乃は上空より敵の女王を見下ろしている。
「雷の巫女、これ程の実力とは……!」
息を乱しながら、ユーベルーナは宙に浮遊する朱乃に対して挑発的な笑みを浮かべる。
「でも、貴方の魔力も余り残っていないようね」
「ご心配なく、まだ余力が残っておりますわ」
ユーベルーナは依然として余裕を崩さない。
無論、朱乃もまだ余力は残し、戦局は完全に朱乃へと傾いている。
ならば相手のこの余裕は何なのか、朱乃は怪訝な表情を見せる。
「ふふ、そんな
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