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ある晴れた日に
197部分:さくらんぼの二重唱その十五
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「阪神ファンだから?」
「阪神も長い間凄かったからな」
 野本は腕を組みながら遠い目になった。そこに何かを見ているのだった。
「もう巨人が相手で斉藤や桑田が出て来たらよ。もうそれだけでな」
「ああ、それな」
「はっきり覚えてるよ」
 男組は野本の言葉に忌々しげな顔になった。
「一点取れたらもう満足って位でよ」
「巨人相手もそれだったしヤクルト相手だともっとな」
「優勝した時なんか特にだったよな」
「そうそう」
 怒った顔になるクラスの中で春華と奈々瀬だけが明るい顔になっていた。

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