暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
第13話『幻想の森』
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「私達に来いと言っていますね。」
ニャル子は警戒する。
「確実に罠だろ!」
真尋は言う。
「たとえ罠でも、行かないといけないでしょう。真尋さん、ここで待っていて下さい!なぁに、ちゃちゃっと片付けて、すぐ迎えにいきますから。」
ニャル子達は真尋を置いて紅魔館に入る。
「本物は随分と広いんですね。」
「ねえ、ここの本を借りていってもいいかな?お父さんの図書館に寄贈したいの。」
「ハスター君、それはダメでしょう。」
ニャル子とハス太が話していると、
「ここの本は貸し出し禁止だ。」
雅が現れる。
「雅さん。珠緒さん達は返してもらいますよ!」
「国家反逆の罪で、デリート許可。」
ニャル子とクー子が雅に話すと、
「郷に入りては郷に従え。この幻想郷のルールに従ってもらいましょう。」
雅は弾魔法の弾幕を展開する。
「うおっと!」
ニャル子達は雅が放つ弾幕を抜いながら、遠距離での攻撃を少しずつ雅に当てる。すると、
「さて、僕が幻想郷に居る時の能力『見たものを再現出来る程度の能力』でも使うか。」
雅はライダーカードとは違うカードを取り出す。
「あれは、スペルカード!?」
クー子は驚く。
「行くぞ。『欲符・パワー・トゥ・テラー』!」
雅はロードスラスターから赤、黄、緑が一体化したエネルギーの刃を放つ。
「やばい!」
ニャル子達は必死に避ける。
「そぅら!」
雅は更に緑の刃を複数放つ。
「私の宇宙CQC、裏百式。」
クー子がビットを展開すると、エネルギーの刃は炎に変わり、クー子のエネルギーに変わり、ビットから放たれる火球が雅に直撃する。
「くっ、もう効果が切れたか。なら、『炎符・夜明け生まれる少女』!」
雅の背中に炎の翼が生える。
「ハスター君、ちょっとくすぐったいですよ。痛みは一瞬です!」
ニャル子はハス太を黄昏の王形態に変える。
「喜べ、絶滅タイムだ。」
ハス太は突風を巻き起こして雅が放つ炎の弾幕をエネルギーに変えて雅にダメージを与えるが、その突風が消えると、雅の弾幕は再び精製され、避け損ねたニャル子は大ダメージを受ける。
「くっ、雅さんの弾魔法の攻撃性能は低いはず。」
ニャル子がダメージに疑問をもっていると、
「おそらく、幻想郷のルールである、一発で一点減点が適用されているのだろう。」
ハス太が考察する。
「迂闊に当たることも出来ませんね。」
二人が話している間にも、弾幕の展開は止まらない。
「ぐっ、がぁっ!」
必死に弾幕を回避していたが、ハス太は被弾してしまう。
「これで。」
クー子の一撃によって、スペルカードの効果が切れる。
「次のカードを使うには、少し時間がかかるな。」
雅は再び弾魔法の弾幕を展開する。
「さっきより速度が速いですね!」
ニャル子とハス太は避けるのに
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