今日からBOSSだよ士郎くん!
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揮を執る事を了承した。こんな大人数を指揮した事なんてないが、人間何もかも全てに初体験を経験する。場を仕切るのは得意だし、部隊を率いる知識も机上のものだがあるにはあるのだ。やってやるさと胸を張る。
「部隊を再編する。カーター大尉、お前は俺の副官だ。補佐しろ」
「は!」
「それから再編が済めば武器をお前達に渡す。その後に三日分とはいかずとも食い扶持を稼ぐぞ。幸いこの森は獣が住み着く条件が整っている。日に二食、少食に切り詰めればなんとかやれるはずだ。異論はあるか? 無いなら――整列!」
士郎の号令に、気力の戻った兵士達が応じた。
素早く隊列を組み直す彼らを尻目に、戻ってきた沖田が空気の変化に気づいて気の抜けた声を発する。
「……あれ? もしかしてマスター、やらかしました?」
なんとなくカチンと来た士郎は、無言で沖田の頬を引っ張った。
いひゃいでふますたー!
士郎は苦笑する。沖田だけが癒しだった。
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