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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
全能なる神
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れねェな……」

 ルフィの急速な成長にサンジも負けていられないと密かに対抗心を燃やす。
 アキトとの戦闘では手も足も出なかった。
 今後の冒険で生き残るにはより強くなる必要があるだろう。

「ルフィ、サンジ!カラス丸の捕獲が完了したぞ!」
「了解だ、ウソップ。ほら、行くぜ、ルフィ」
「それなんだがよぉ、力が入らねェんだ、サンジ」
「カッコつかねェなぁ、おい」

 そう易々と強くなれるわけねェか、とサンジは嘆息し、ルフィを引きずりながらカラス丸へと向かった。

 禁断の聖地神の地(アッパーヤード)・"迷いの森"
 スカイピア神官"森のサトリ"撃破

 同時刻、生贄の祭壇にてスカイピアの神官"スカイライダー・シュラ"がアキトの手によって撃破されていた。







▽▲▽▲







 神の地(アッパーヤード)が業火に包まれ、焼け落ちる。
 先程まで、戦場の至る場所で戦闘音が鳴り響き、ワイパー率いるシャンディアと神官達が戦闘を繰り広げていた。

 既に彼らの戦闘を終わりを告げ、神官達は神の地(アッパーヤード)・"神の(やしろ)"へと集結している。

「"サトリ"に"シュラ"、神官を2人まで倒されたか。これは序盤から番狂わせだな、ヤハハハハ!」

 この場に集う神官は"スカイブリーダー・オーム"と"空番長ゲダツ"の2人のみ
 シュラはアキト、森のサトリはルフィ達によって撃破されていた。

「奴らもまだまだ甘い。どうやら青海人達の実力を見誤ったようだ」
「まあ、神の加護がなかったのだろう、ヤハハハハ!」

 神殿の御前にてスカイピアの唯一神である(ゴッド)・エネルが実に愉快気に笑う。

「それでは我ら神官をお呼びになったのは……」
「その通りだ。少しばかり予定を早め、お前達に神の地(アッパーヤード)全域を解放しよう」

 神官の一人オームの疑問の声に対して、エネルは得意げに応える。

「実は既にほぼ完成している、"マクシム"がな」

 神隊に囲まれ、侍女を侍らせながら、エネルは残る神官であるオームとゲダツを試す様に見据える。

「気張れよ、お前達。神である私を失望させてくれるな」
「明日、再びシャンディアを迎え撃ち、長きに渡る闘いに終止符を打とうじゃないか」

 全能なる神、(ゴッド)・エネルは笑う。
 実に愉快気に、楽し気に高笑いを続けた。

 



エンジェル島

「……」

 エンジェル島へ残ることを決意したクリケットは終始、神の地(アッパーヤード)を見据えていた。
 己の部下であるマシラとショウジョウの存在も今は意識の外に置き、彼は真剣な眼差しで眼前の大地から目を離さない。

 こ
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