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fate/vacant zero
些細ささいな昼下り
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「ちょ、ちょっと! わたし、こんなに持てませんよ!」


 二つのトレイを手の上であたふたさせてたけど、まあ、二年の机から朝のカラスの主人が慌てて近づいてったから大丈夫だろ。

 多分。










「ああもう! ほんとに! 使い魔のくせに勝手なことばっかりするんだから!」


 後ろからルイズの愚痴が聞こえてきたが、気にすることなく案内についていく。


 ──覚悟? いいに決まってんじゃねえかそんなもん。










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