八話目
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なる。だからこそ、より強く勝利を望むであろう言葉を告げる。
「もし、貴方が今回のゲームで功績を残せたら……貴方のお願いを何でも叶えてあげるわ」
「な、なんでも? なんでもすっか!? い、よっしゃぁあっ! だったら尚のこと、あんなイケすかねえ金髪ホスト野郎に、部長を渡すわけにはいかねぇ!!! リアス部長、オレ、やって見せます! 今回のレーディングゲーム、部長の為に必ず勝って見せます!!!」
隣で可愛く膨れてるアーシアを他所にリアスからの発破に一人やる気を燃え上がらせていた。
リアス自身も勝てたとしたら一番活躍するのはイッセーだと思っているので彼の活躍を心から期待している。
(オレが勝ったら詩乃ちゃんや雫ちゃんも眷属に加えて貰ってオレが眷属を持てるようになったら、アーシアと一緒に交換して貰えば……)
自分が眷属を持てるようになればハーレムに加わって貰いたいと思ってた二人が同僚になった時の事を妄想している様子のイッセー。
(先輩悪魔として、手取り足取り、あんな事とかそんな事とかも出来るかも……。よっしゃ! あのホスト野郎だけじゃねえ! 四季の野郎にも絶対に負けられねえぜ!!)
さて、グレモリー眷属の居ない駒王町ではもう一つの時間が起こって居た。
「がっ!」
「君の百害しかない夢では無く、僕等の為にその命を使ってもらいましょうか」
廃墟に倒れる、この町にいるもう一人の魔王の妹であるソーナ・シトリーの兵士『匙 元士郎』の胸を踏みつける蝙蝠の怪人ナイトローグ。
蝙蝠の仮面の奥で怒りとも憎悪とも取れる感情を抱きながら冷酷に言葉を告げる。
「精々僕等の手駒として僕等の望む未来の為に活躍してください」
『リュウガ』
禍々しい声がナイトローグの取り出した時計のようなものが響くと、ナイトローグはそれを匙へと向けて落とす。
彼の中に消えて行ったそれはゆっくりと彼を変える。
「君は今日から、紛い物の仮面ライダー……リュウガです」
『あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』
アナザーライダーリュウガへと。
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