八話目
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の録画、録音を行なった後に帰ってくる簡単なものだが、逆に気付かれ難いだろう。
会話の内容によれば、オカ研の部室にリアスの婚約者の『ライザー・フェニックス』が現れ、リアスの兄の女王が持ってきた両家からの提案により、リアスの婚約解消を賭けたレーディングゲームの開催が10日後決まったのだが、
「ねえ、悪魔の流行って何年も続くの?」
「普通に人間並みとは思うけど、怠惰も悪魔の性質らしいからな」
「じゃあ、その分流行も長続きするのかも」
リアスの大学卒業まで結婚しないと言うのに何年も前から式場やドレスを選んでどうするのかと思う三人であった。
特に結婚式に於いて主役となる女性である詩乃と雫にしてみれば、そんなに早くドレスを決めても結婚をあげる頃には既に時代遅れになっていると言う意見だ。
「まあ、今も貴族制が続いていて、悪魔の駒の問題点の改善や、それに対する最低限の法改正もしない連中だ、人間の1日が連中の一年なんだろ」
四季のその一言で納得する二人だった。
リアス婚約解消を賭けたレーディングゲームの開催が決まった翌日。猶予期間の十日間の間、グレモリー家所有の人間界の山の中で特訓が行なわれる事となった。
非公式とは言え多くの魔王を始め貴族が観戦する中でのデビュー戦。しかも、相手は高い勝率を持ち間違い無く未経験者のデビュー戦には相応しくないカードだ。
練習試合でも無くリアスの結婚を賭けた試合だが、同時に勝利した場合に得る物は大きい。
格上の相手に対して騎士と戦車の二つも無く、僧侶の眷属も新たに入ったアーシア以外のもう一人は封印されていると言うハンデ戦。不利に不利を重ねた悪条件による試合だが、勝利できたのならリアスの夢への大きな第一歩となる。
それだけではない。魔王や貴族達からの賞賛と大きな評価と期待。まだ下級の彼女の眷属達の昇級の機会に、それに伴うそれぞれの望みを叶える機会を掴む可能性を得られる。
己のためだけで無く、眷属達の願いや望みのためにも負けられないと告げるリアス。特に、上級悪魔になり、自分の眷属を持つ事でハーレム王になると言う夢を持つイッセーは、
「って事は、このゲームに勝てば部長の結婚が無くなるだけじゃ無くて、オレが長年夢見た『ハーレム王』になるって言う願いにも近づけるんですね!?」
「ええ、その通りよイッセー。眷属の願いが叶うのは主人である私も望んでる事なの」
神を殺す可能性を秘めた力を持つイッセー。彼が今回のゲームにおける切り札となり得る存在だ。
神器は持つ者の想いによって力を発揮する。イッセーが勝利を望むのならば、レイナーレの時のように大きな力を発揮する事が出来るかもしれない。
神を殺す滅神具の一角は最強の切り札と
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