七話目
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して影で動くとしても、イッセーの成長フラグを潰すのは今後のことを考えるとどうかと思い、暫くは裏方として動こうと考える。
そう考えをまとめ、この時点で町一つなら制圧できそうな代物が有る武器庫を閉めて部屋の中から立ち去っていく。
四季がエボルドライバーの扱いに頭を悩ませていた頃、イッセーが契約で向かった先の家ではぐれエクソシストと遭遇したと言う事件が起こっていた事を追記しておく。
「えーと、これは?」
イッセーがはぐれエクソシストと遭遇していた夜、四季は詩乃がテーブルの上に置いた3枚のチケットに視線を落としていた。
「ええ、買い物に行ったら貰ったんだけど」
詩乃曰く、買い物に行ったら福引をやっていて、その景品として貰ったそうだ。
ちょうど三人分の食事券、かなり高級なレストランの物だ。だが、問題はその店が有る地名で有る。
『米花町』
とあった。一年の間に何度も殺人事件が起こるとネタにされている名探偵コナンの舞台で有る。
考えてみれば自分たちがいる世界はハイスクールD×Dの世界とは思っていたし、実際にその通りに起こっているが、他の世界の要素が混ざっていないとは限らない。
「まあ良いか」
人間相手なら問題無いだろうと考えてスルーする。やろうと思えば銃弾を素手で掴むことも出来るのだし。
ビルの爆破は春の風物詩、犯罪が横行し人が死に、ほぼ数日で殺人事件の犯人を逮捕できる警察の最精鋭部隊がいる日本の犯罪都市(ギャグ的なイメージで)、米花町。
怪物がいないだけで仮面ライダーの舞台並みの危険地帯である。
そこにある高級レストランの食事券、どう見ても殺人事件の招待状にしか見えない。まあ食事券に期限は書いてないので、すぐに行かなければ安全だろう。
「今回の事件が終わったら三人で行こうか」
「ええ」
「うん」
まあ、それはそれで嫌な予感もするが、事件に巻き込まれたらルパンレンジャーなり仮面ライダービルドなりに変身して問答無用で犯人を捕まえれば良い。
そんな事を考えていた。そう、全力の力技である。
まあ、この判断が後に一騒動の原因となるのだが、この時の三人には知る由もなかった。
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