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ある晴れた日に
187部分:さくらんぼの二重唱その五
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 また茜に答えるのだった。
「どういうわけか」
「私なんかケーキばかりだけれど」
 そのケーキを取り寄せている明日夢が話に入ってきた。
「逆に山月堂の和菓子って」
「馴染みないの?」
「美味しいのは聞いてるわ」
 それは明日夢も聞いていた。
「けれどね。それでもね」
「食べたことはなかったの」
「あんたとは逆でね」
 こう咲に対して述べるのだった。
「ケーキはあるけれど和菓子はないのよ」
「じゃあ今度教会来てみる?」
「その天理教の教会?」
「そうよ。いつも山月堂の和菓子があるから」
「すげえ教会だな」
「いつも和菓子かよ」
 確かにかなり恵まれている教会ではある。

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