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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第113話:OMEGA RUIN
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攻撃の的になるだけだ。試してみるか?」
「ぬうう!!その自惚れを後悔するがいい!!」
シグマが全身からシグマウィルスを解放し、体を凄まじい巨体を誇る姿に変える。
その姿にエックスとゼロは圧倒されてしまうが、ルインは涼しい表情を崩さない。
「終わりだ!!」
ファイナルシグマWとしての全武装、攻撃手段を持ってルインを消し去ろうとしたが、ルインが一睨みしただけで、ウィルスとなって掻き消えた。
「何!?馬鹿な…」
「だから言ったろう止めておけと、もう二度と蘇らないよう、貴様のシグマウィルスは消去させてもらう。はああああ!!!」
裂光覇のエネルギーを纏わせた拳をシグマの額にめり込ませ、体内のシグマウィルスを消去していく。
「ぐあああああああっっ!!!!わ、私のプログラムが…消え…」
シグマの本体となるシグマウィルスが消去されたことでファイナルシグマWは機能停止し、そのまま音を立てて崩れた。
「シグマ…が…」
何度も蘇り、世界を混沌の渦に叩き込んできた悪魔にしてはあまりにも呆気なさ過ぎる最期にエックスは信じられない気持ちで一杯になる。
「さてと、もうシグマのお陰で分かったと思うが、私はかつて紅いイレギュラーと呼ばれていたゼロと同一の存在だ。ゼロ、お前なら分かるのではないのか?仮の人格の貴様でも本能でな」
「仮の…人格…だと?」
「そうだ、貴様はシグマとの戦闘で戦闘不能にされた際に貴様自身がロボット破壊プログラムに感染したことで生み出された仮の人格。貴様の本来の人格は私と同じように破壊衝動に従い全てを破壊することを目的とするんだ。このようにな!!」
拳を地面に叩き付け、まだ原形を残した建物にアースクラッシュを叩き込み、跡形もなく粉砕した。
「止めろ!!止めてくれルイン!!」
「なら、力ずくで私を止めてみるのだな。どうだゼロ?これがお前の本性だ。私と同じな」
「…黙れ……」
「何故だ?さっきの私の行動にはお前は何の疑問も抱いていないだろう?」
「……っ」
図星を突かれてゼロは沈黙する。
「…ロボット破壊プログラムとは何なんだ?」
「ふむ、まあ…教えても良いだろう。ロボット破壊プログラムとはシグマウィルスの原型であり、今の私とゼロに搭載されている爺製のロボット…今で言うレプリロイド以外の存在の破壊衝動を暴走させ、かつそのプログラム及び組み込まれたレプリロイドの意識を半不滅的なコンピュータウィルスにするシステムだ」
「それが俺に搭載されている…だと…?俺がそれによって作られた仮の人格…シグマのイレギュラー化は…シグマウィルスが生まれた原因は…俺が…」
信じたくないのに何故かルインの言葉はゼロを納得させる力があった。
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