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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第113話:OMEGA RUIN
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、良くぞ気付いたなルイン…まさかお前がゼロと同じ現象を起こして覚醒するとは思わなかったが…」

「現れたなシグマ。エックスとゼロと戦う前のウォーミングアップの相手になってもらうぞ。まだ…この体には慣れてないんでな」

肩を鳴らしながらホルスターからアルティメットセイバーを抜き放ち、禍々しい紫の輝きを放つ光刃を発現させる。

「この私をエックスとゼロの前座扱いか…ふふふ…調子に乗らんことだな小娘」

暗にエックスとゼロの前座扱いをされたシグマも全身からエネルギーを迸らせる。

「ふん、たかが出来損ないのエックスの劣化コピー風情が。まあいい、格の違いという物を思い知らせてやろうシグマよ。私の全てを破壊する力を以て今一度お前の恐怖の悲鳴と言う極上の調べを聞かせてもらうとしようか」

そして次の瞬間、弾かれたように飛び出したルインとシグマは、電光石火で互いにセイバーとウィルスを纏わせた拳を振り下ろし激しくぶつかり合ったのである。

「ふん、セイバーでは少し分かり辛いな」

ルインはそう言うと、セイバーをホルスターに戻すと拳を構えた。

「この私に素手で挑むか!?思い上がるのも大概にするのだな!!」

「その素手に劣勢になったのは貴様だろう?」

嘲笑しながらシグマの拳に自身の拳をぶつけるルイン。
やはり体格の差か、ルインは勢い良く吹き飛ばされてしまう。

「ふん、力の差を弁えぬ愚か者が」

「ほう、ハンター時代よりは多少はマシになったな。立派な武器を持ちながら鉄パイプに劣勢になった時に比べればだが」

体の汚れを払い、乱れた髪を手で整えながらシグマを嘲笑しつつ言い放った。

「貴様…ゼロから私の話を聞いたのかどうかは知らんが、調子に乗っていられるのも今のうちだ。この私の究極の力の真骨頂を今こそ見よ!!」

歯噛みしながらシグマは更にエネルギーを解放し、より高密度のウィルスを拳に纏わせながらルインに殴り掛かる。

同時にルインと笑みを浮かべたままアースクラッシュの拳をシグマに繰り出し、再び拳が激突した。

今度は力負けせず拮抗する。

「……むっ!?」

「どうしたシグマ?この程度ではつまらんぞ?」

微笑を浮かべるルインにシグマは忌々しげに睨むと空いている片手を翳した。

「ヘルスパーク!!」

「ほう?」

掌から放たれた光弾をまともに受けるがルインはダメージを物ともしない。

「はああああ…!!」

距離を取り、ヘルスパークの光弾を連続で放つシグマ。

「アースクラッシュ!!」

シグマの光弾をアースクラッシュで粉砕する。

アースクラッシュはそのままシグマに向かっていくが、シグマも易々と当たってはくれず、避けられてしまう。

そしてシグマは
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