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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十四話
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かな…?
ミーティングルームの後ろでごろごろしていると、後ろの扉の隙間から手招きする手が見えた。
そっと出るとゲオルグ准将がいた。
そして何故か手に猫じゃらし。
「ほれほれ」
准将が振る猫じゃらしをぺちぺちたたく。
「んにゃーお」
「ふぅ…。癒される…」
だいぶお疲れのようで。
「聞いてくれ一夏君。ISテロのせいでシュヴァルツェアハーゼが存続の危機だ。
まったく…私がクーデターなぞ起こすはずないのになー…」
寝転ぶと疲れた表情の准将が俺のお腹をもふもふぷにぷにする。
なんで准将こんなに撫でるの上手いんだろう?
「ごろにゃーん……ごろごろ……」
「ああ……一夏君。ドイツに移住する気はないかね…。ないなら無いでいいから私にいいペットを紹介してくれないか…」
「にゃぉーん?」
「癒しが…癒しが足りんのだよ…」
そういう事なら…。まぁ…。
という訳で人化してから准将の部屋へ行きこっくりさんみたく動物霊を召喚した。
「准将。ラウラ少尉を呼び出してはいただけませんか?」
「ん? 構わんよ」
「ラウラ少尉をNINJAにしますがよろしいですね?」
「ああ。いいとも」
准将がウキウキしながら姉さんに連絡を入れた。
数分待つと姉さんとラウラが来た。
「なんでラウラを呼び出したんだ一夏」
「え? 思いつき。ラウラもNINJAにしたらおもしろそうだなーって」
「ほう? それはお前が抱き抱えているモノと関係あるのか?」
「もちろん」
俺が抱いているのは、半透明のウサギだ。
昔の橙のように、障壁魔法で外形を為している。
「こいつはイナバ。俺が呼んだウサギのゴーストだよ」
「憑けるのか?」
「さぁ? 取り敢えずマスター権限をラウラに移譲しようかなって」
「なぜいきなりなんだ…」
なぜってそりゃ……。
ゲオルグ准将を手のひらで指す。
「あのオジサンが癒しが欲しいって言ってたから」
「ならマスター権限はゲオルグでいいだろう」
「それやると准将が干からびて早死にするけど?」
「ああ…そうか…そうだったな…」
俺達は若いし、気功によって常人の数倍の速さと量で生命力を補充できるから姉さんは忘れていたようだが、式神というのは術者の生命力を糧に現世に顕れるのだ。
「だからマスター権限はラウラに移譲する。気功教えてるんでしょ?」
「あくまで気功を回せる程度だぞ?」
「人間の首を折れるくらいだから大丈夫さ」
ラウラを手招きする。
「兄様」
ラウラは少し不安げな顔をしていた。
「なにも心配はいらない。
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